体を守る栄養百点満点の健康法

著者 :
  • 大和書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479781868

作品紹介・あらすじ

健康回復、食と病気への不安が解消。こうすれば安心、健康の新常識72。

感想・レビュー・書評

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  • かなり良かった。
    すごく勉強になった。

    覚えるべきことがたくさんある。

    『しかるべき栄養素が全身の細胞に行き渡りら、それらが酵素の働きをサポートして代謝がスムーズに行われる環境作りを徹底できるのか』

    ・「脳腸相関」「腸は第2の脳」
    脳と腸には同じ神経が多く分布していて、それは自律神経で繋がっている。
    その自律神経を通して、腸が不調の時は脳に悪影響があるし、脳の状態が悪いと腸に悪影響がある。

    ・免疫とは、外部から侵入してくる外敵から体を守るシステム。
    その役割を担っているのが白血球。
    白血球が血液やリンパ管を循環することで常に監視している。

    ・生物の進化の過程で、腸が一番最初に作られ、その後に手足が伸び、脳やその他の組織、器官ができたという説が有力。
    なので、腸が体の根源的、中核的な存在とも言える。
    脳のない生物はいるけど、腸のない生物はいない。
    イソギンチャクやナマコなどはその例。

    ・腸の中には1000種類以上、100腸個の腸内細菌が棲みついていて、その重量は1〜1.5Kgにも及ぶ。

    ・マグネシウム、ビタミンB群、タウリン、オメガ3などは胃腸や脳の運動をサポートするにはもってこいの栄養素。

    ・コレステロールの3分の1が脳の神経細胞に存在している様に、脳が正常に機能する為にも不可欠な物質。(必要量の7割が肝臓で合成される)

    ・海洋食物を食べるのは水銀を摂取していることになるので、なるべくその摂取量を下げる為に大型の魚は避ける様にする。
    小型➡︎中型➡︎大型という食物連鎖で水銀の蓄積量が増えるから。

    ・産業廃棄物などから生じるポリ塩化ビフェニール(PCB)、ビスフェノールA(BPA)、ダイオキシンなどを内分泌攪乱物質(環境ホルモン)という。
    1968年に北九州で起こったカネミ油症事件は、米ぬか油の製造過程で混入したPCBやダイオキシンが原因で、全身に発疹、内臓の異常、神経障害などが発生した事件。
    この時に、体内に蓄積したPCBやダイオキシンを排出する為に有効だったのが断食療法。
    神経系は95%以上、皮膚症状は85%弱の人に改善が見られた。

    ・断食は、食品添加物、抗生物質、有害ミネラル、環境ホルモン、残留農薬、トランス脂肪酸などといった有害物質を排出してくれる。

    ・水だけ断食をするのが危ない理由として、脂肪組織に溜まった有害物質が急激に放出されてしまう為、解毒機関である肝臓に大きな負担がかかるから。
    処理が間に合わなくなった有害物質を は血流に乗って全身を巡り、不快な症状が出たり、命を脅かしたりすることさえある。
    仏教などで行われる断食は、普段なら有害物質を取り込みまない生活をしているだろう僧侶だからこそ可能であるともいえる。

    ・これでは「修行の為の断食」だったのが今は「科学としての断食」に姿を変えた。
    それが分子整合医学集大成ともいうべき健康プログラム。

  • 牛乳を飲めば骨粗鬆症に良いわけでは決してない。むしろ弊害もある。
    動物性蛋白質を取りすぎるとよくない。穀物、豆類、野菜がよい。
    マーガリンは最悪。油の取りすぎも最悪、うつ病のもと。
    断食をして、内蔵を休ませて本来の機能を取り戻す、有害物質を排泄する、免疫力や自然治癒力を高めるなど様々な効果がある。

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著者プロフィール

山田豊文(やまだ・とよふみ)
杏林予防医学研究所所長。日本幼児いきいき育成協会(JALNI)会長。
あらゆる方面から細胞の環境を整えれば、誰でも健康に生きていけるという「細胞環境デザイン学」を提唱し、本来あるべき予防医学と治療医学の啓蒙や指導を行う。2013年に「杏林アカデミー」を開校。講座を通じて、細胞環境デザイン学を日本に広めていくための人材育成に力を注いでいる。2018年にはJALNIを始動、2022年に現法人名に変更。子どもの健全な育成を目的としたさまざまな活動を全国各地で展開している。
主な著書に『細胞から元気になる食事』(新潮社)、『病気がイヤなら「油」を変えなさい!』(河出書房新社)、『脳と体が若くなる断食力』(青春出版社)など。

「2022年 『脳に効く!「聞こえない音」と「見えない光」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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