マラカンドラ別世界 1

  • 筑摩書房 (1987年3月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784480021212

みんなの感想まとめ

神学的なテーマを背景にしたこの物語は、幻想的な異世界を舞台に、人間の存在や信仰について深く考察する作品です。著者は、科学と宗教の対立を描きながら、独自の視点で宇宙の秩序を問い直し、地球の特異性を逆転さ...

感想・レビュー・書評

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  • 神学的SF。

    真なることを伝えるために物語という形式を用いる。

    また、荒俣さんの解説によると、第二次大戦への反発のなか、科学と宗教とが互いに主張しあうなかで生まれたものだそう。

    もちろんルイスはキリスト教的見地に立つのだが、それにしても、幻想の国の土壌、生物、思想、言語を逆ピラミッド式に組み立てるやりかたはダイナミック。言語学にまだみずみずしさがあった時代なのかな? 指輪物語をほうふつとさせる。

    水いろとばらいろの織り成す美しい世界。中村妙子さんの訳がかぐわしい(たしか高校の先輩なのです)。

  • ナルニアの作者が書いた異世界ファンタジー。三部作のうちの一巻目。
    カラフルでポップで幻想的で、なんとも言い難い魅力ある物語。ただし、一冊目のみ。

    二冊目、三冊目からはどんどんキリスト教的内面独白物語に変貌してしまい、ファンタジーとは言い難くなる。が、さすがの大家でそれはそれでそこそこに楽しくはある。

    ファンタジーものとしては、一冊目のマラカンドラのみがオススメ。

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著者プロフィール

1923年、東京に生まれる。東京大学西洋史学科卒業。翻訳家。『シェルシーカーズ」上・下『九月に』上・下(朔北社)『懐かしいラブ・ストーリーズ』(平凡社)、ハヤカワ文庫のクリスティー文庫(早川書房)、『子どものための美しい国』(晶文社)など児童書から推理小説まで幅広いジャンルの本を多数翻訳している。

「2022年 『ロザムンドおばさんの花束』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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