超芸術トマソン (ちくま文庫 あ 10-1)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 88
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  • Amazon.co.jp ・本 (495ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480021892

感想・レビュー・書評

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  • 煙突の写真を撮影した経緯が凄い。

  • 写真多数で、自分でも探してみたくなった。
    写真の風景もだけど、個者の名前や住所が普通に出てくるところに昭和を感じる。

  • 趣味どきっ! 本の道しるべ

    の最終回。坂本美雨の巻。

    ここでトマソンが紹介された。

    赤瀬川原平 超芸術トマソンが紹介されていた。

    母親のトイレ本?

    赤瀬川原平の本を一時期よく読んでいた。

    原平さんが亡くなって久しい。

    まだ本棚にあるかな?
    引越しで処分したかも?

    トマソンって何?

    読売ジャイアンツの元選手、全然鳴かず飛ばすで、
    早々にお払い箱になった。

    そこから無用の長物をトマソンと呼ぶことにした。

    路上観察学会だったね。
    会長だった藤森さんの名前は今も時々見かける。

    建物に付随する無用の長物=トマソンを路上観察して、
    みつけ出す。

    表紙の写真。
    銭湯の尖塔である風呂屋の煙突の先端に立ち自撮り棒で、
    自撮りしている。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/709798

    街中にあふれる無用の長物も見方を変えれば面白くみえる。
    路上観察してみたくなる1冊。

  • その成り立ちを求めるとトマソンではなくなってしまうように、トマソンという概念もまた不立文字の理の上に成り立っているらしい。結局トマソンとは何か、は分からないまま読了。壁からはみ出た蛇口とかは面白いけど、原爆型なんかは何が面白いのやら…。

  • 楽しい本です。写真を見て最初は何が面白い?って感じですがよく見るとなんだこれ⁉︎って笑えてきます。表紙も最初は何も感じませんでしたが今見るとクラクラします。今後の散歩が楽しみになりました^_^

  • 銭湯エントツの名残が赤坂にあると知り、この本片手にトマソンを探しながらそのエントツを見に行った。読書の楽しみと同時に、観察や歩く楽しみを教えてくれた。とにかくトマソンの名付け由来にグッときて笑って、たちまち赤瀬川原平さんの虜になった。表紙がかっこよすぎる

  • 銭湯トマソンの煙突に登る飯村昭彦氏のイカレ具合が強烈すぎる。トマソン、うちの地元も載っていた(もうないだろうな……)。という意味で、路上観察学の実践書であり資料集。トマソンは空虚だけれど、確かな痕跡である。これを「なんだろう」と面白がる気持ちというのは、ある人にはあってある人にはないものだと思う反面、無意味化したものに想像力を巡らせて、冷静かつある意味で批判的に再解釈する思考そのものなのだと感じさせられる。

  • 読んでおいてよかったと思う一冊がこれ。
    いろんな人の話の中にふと出てくる”赤瀬川原平”さん。
    読み返しても面白い。
    文庫じゃない本でも買いたいけど。。。
    なかなかないだろうな。
    岡山のゲストハウスで出会えたとき、初めて見たもの。
    もちろん中を見させてもらったけど、レイアウトが納得できて、
    文庫だといったりきたりになってるところとかやっぱり見やすかった。
    この本は手放さないぞ。

  • こういうの大好き。VOW的な。
    実家に、不自然に飛び出したところがあって、なんでこんな風になっているんだろうと思っていたものが、かつて風呂があった跡だと聞いて驚いたことがある。町を歩いているとこういうものがまだまだあると思うけど、そういうのに気づいて疑問を持って面白がれる人間でありたい。プログラムの中にトマソン的なものがあるとイライラするけどな。
    そして、トマソンの名の由来がすごい。

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著者プロフィール

赤瀬川原平(あかせがわ・げんぺい)
1937年横浜生まれ。画家。作家。路上観察学会会員。武蔵野美術学校中退。前衛芸術家、千円札事件被告、イラストレーターなどを経て、1981年『父が消えた』(尾辻(★正字)克彦の筆名で発表)で第84回芥川賞を受賞。著書に『自分の謎(★正字)』『四角形の歴史』『新解さんの謎(★謎)』『超芸術トマソン』『ゼロ発信』『老人力』『赤瀬川原平の日本美術観察隊』『名画読本〈日本画編〉どう味わうか』。また、山下裕二氏との共著に『日本美術応援団』『日本美術観光団』『京都、オトナの修学旅行』などがある。2014年逝去。

「2022年 『ふしぎなお金』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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