家なき子 上 (ちくま文庫 ま 15-1)

  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480024381

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  • 19世紀フランス児童文学の名作、完訳版。
    養父に売り飛ばされた少年レミ。
    捨て子であるという衝撃の事実に驚く間も無く、
    旅芸人のヴィタリス老人との旅の日々を過ごすことになる。
    一座の芸人は、三匹の犬と猿。過酷な旅の毎日。
    しかし優しく、かつ厳しい老人との生活は、人生に大切な何かを
    レミに教え、強くたくましく成長させていった。
    英国人のミリガン夫人とアーサーとの船上生活、
    アクシデントによる二匹の犬と猿との別れ、
    パリでのガロフォリ親方とマッティヤとの出会い、
    そしてヴィタリス老人との永遠の決別。
    花造りのアキャン一家に迎え入れられた幸福な二年は、
    たった一度の嵐により崩壊、一家は離散となり、
    再びレミは生きるための旅へ。「前へ-進め!」
    小学生時代に名作全集で親しんだ物語は、実は長編。
    この文庫上下巻は大人になってからの愛読書です。
    19世紀フランスの庶民の生活、産業革命、旅の状況が詳細。
    自然の描写の美しさ、荒々しさも心に染み入ります。
    そして波乱万丈なレミの人生の旅・・・果たして、その終着点は?
    そういえば、カピってプードルだったのですねぇ。
    今まで何度も読んでたのに気づきませんでした(^^;
    名作全集やアニメでの白い大きな犬の印象、強いものなのねw

  • 名作として、名前は知っていても読んだことはない。
    そんな作品。

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