死の育て方 (ちくま文庫 な 18-2)

著者 :
  • 筑摩書房
4.00
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 16
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480030405

作品紹介・あらすじ

精神分裂病の名医にして名文家の著者が綴る"死の育て方"。50歳代に入った医師は、ふと「普段着で寝ころがって読んでもらえるような死の本が書けないものだろうか」と思い立ち筆をとる。著者は言う。「"自分の死に参加"することから始め、"向きあうよりも並んでしまおう"」と。が、「死への思いはたえず揺れ動き、首尾一貫しない。しかしそれこそが現象としては正確であり、実は首尾一貫していることなのだ」と。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「師」の「死」の描写がグッとくる。生活臨床派の様子もわかる、といいな。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

'1937年群馬県に生まれる。「心の病」治療の権威として、また地域・家族ぐるみの精神衛生活動の先駆者として知られる精神科医である。その活動で出会った人々を描いた本書は、「自分の人生の前半そのもの」と自ら言う。人生の後半は東京のど真ん中の病院で都会人の心の守り人となり、現在も臨床医として第一線にいる。私たちを取り巻く今の時代、この”治す職人”の慈愛に満ちた目と指針はますます貴重になった。

「2007年 『こころの医者のフィールド・ノート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中沢正夫の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×