- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480032690
感想・レビュー・書評
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井伏鱒二の本を読んだことがないクセに読む。将棋のヒフミン(加藤 一二三棋士)の若い頃の話も出てきて驚いた。
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2016/6/18
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私の気質はどうも随筆を読むに適していない。
中途で飽きるか倦むかしてしまう。
作者があちこちに書いた
井伏氏についての文章を
言ってしまえばそれだけの共通点で集めた
本だから、同じエピソードや同じ文章が
たくさんあらわれる。
おかげで井伏鱒二氏については
かなり詳しくもなったし
意外にも氏の作品をたくさん読み知っている
自分に驚かされもした。
しかし そんなことよりも。
小沼氏の書く生き生きとした井伏氏には
同じエピソードが重なろうとも飽きない。
文体が小沼氏のものならば
私はいくらでも読めそうな気がする。
そうしてさらに振り返り
学生時代の私は 井伏氏の文体にも
同じ感懐を抱いていたようだ。
随筆である限り
中身よりも それを書く人を読む。
そんなだから
小説ほどのめり込めないのだな。
小説の広漠たる海に そろそろ戻ろう。 -
井伏鱒二についてのエッセイ
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「小さな手袋」とかなりかぶっているので、あまり新鮮な感じはなかった。
井伏鱒二が読みたくなった -
師匠の井伏先生について小沼さんが書いた文章をまとめた本。「山椒魚」は知ってるけど?というひとには井伏鱒二ガイドになるかも。