とびきり哀しいスコットランド史 (ちくま文庫 と 13-2)

  • 筑摩書房
3.28
  • (3)
  • (4)
  • (6)
  • (5)
  • (0)
本棚登録 : 74
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480034151

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 作者のアイロニーが効いていて、というか、効きすぎていて、どこまで本当なんだかサラッと読んだだけではわからなかった。。。スコットランドにもう少し詳しい人なら、楽しく読めるのかも?

  • スコットランドがどうしてイギリスから独立したがるのか分からなくて読んでみた。あまりにも身近でなさ過ぎてしっくりこないところも多かったけれど、そもそも違う国なのだと理解できた。

  •  イギリス史と同じで、これまたある程度の予備知識がないと、どこが哀しいのかわからない。しかも絵がきたない。スコットランドとイングランドは、フランスも絡んで戦争ばっかりしていたのはわかった。歴史をかじった人が、流れを思い出すよすがにはするにはいいのかもしれない。習っていない人が読むとどこがポイントなのかわからない。

     

  • 「スコットランド人は本書で述べられている様々な理由から、独立した国家の一員であることを放棄した国民であり、それこそが諸悪の根源となったのである。だからもし、あなたが出会うスコットランド人が愛想が悪く無作法で、自分たちの伝統に無頓着なように見えるからといって、驚かないでいただきたい。そのような国民性もまた、これまで数々の問題を引き起こしてきたからである。すべてを理解することはすべてを受け入れることにつながると、著者は信じている。よってこの薄めの、ちょっと変わった構成の本書は、できるだけ簡単にまた楽しくスコットランド史の全体像が把握できるよう工夫を凝らしたつもりである。」「いまのスコットランドはどん底の状態にある。文化的な遺産であるタータンは笑い話のたねに使われるのがおちであり、財界と政界は、薄利多売を信条とする外国人と皮肉屋に操られた人形芝居の舞台にすぎない。しかし国土は変わらずここに横たわっている。変化に富んだ無限の表情と神秘的な魅力をたたえたスコットランドは、人々がこの国と出会い、これを深く理解し、一体となることを待ち続けているのだ。この大地は、ただ搾取され、裏切られることを望んでいるのではなく、また哀愁に満ちたスコットランド民謡のためだけに存在しているのではない。」↓よりは体系的に分かっている人が書いた本らしくスコットランドとはどのような成り立ちの国なのか上手く書かれていて、登場人物も少ないせいか落ち着いて読めた。旅行前とかにいいかも。

全6件中 1 - 6件を表示

フランク・レンウィックの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×