京極夏彦が選ぶ!水木しげるの奇妙な劇画集 (ちくま文庫 み 4-38)
- 筑摩書房 (2001年6月6日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (369ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480036544
感想・レビュー・書評
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1996年になんと鬼太郎をシリーズとして再開しようとしていたとは。
しかもおっぱいロケットとか男根砲とか陰毛攻めとか、しょうもなー。
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壱
「百年後のお話」
「きのこ」
「赤八 停電の巻」
弐
「劇画 ベートーベンの生涯」
参
「馬の骨」
「鬼婆」
「モテモテ神」
「幽霊丸」
四
「まれびと」
「運命の予定表」
「テレビジャック」
「刑事ヨタンボ 神のなる木」
五
「エロ河童」
「続ゲゲゲの鬼太郎 幽霊家主の巻」
六
「鬼太郎霊団」
「ゲゲゲの鬼太郎 セクハラ妖怪いやみ」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
その昔・・・中学生くらいの時だったかなあ、「ミュージック・エコー」という学研の雑誌をとっていたんですが。
ある時、水木しげるサンの手になるベートーヴェンの伝記が載ったんですよ。
これ、印象的でしたねえ。
そして近ごろ、この作品が文庫本(短編集)に再録されているということを知ったので、買ってみました。
いや、懐かしいですねえ。
しかし、巻末解説に「選者」の京極夏彦氏も書いている通り、筆運びが非常にあっさりしている。くすぐるエピソードの数々を限られた紙面にすべて強引に突っ込んだ・・・とも読めるけど、「ああもう面倒くさい」「マンガ描きたくない」と思いながら描いたんでないかと訝りたくなるような筆致なんですね。特に前後にちりばめられている短編作品を読むと、その思いが強くなります。
実に独特です。 -
絶版になっている「続ゲゲゲ~」からの一編が載ってたのが嬉しい。
全体的に完成度の高い作品が収録されていてお得。 -
「“目に見えない”良きものが支えてきたのじゃよ ワカル!?」<br>
ただのマンガを装って、この世の真実を描きだす水木しげる。そこには、えも言われぬ味わいがある。京極先生がらみでこの本を手にとってみたのだけれども、みごと布教されてしまった。<Br>
なんともいえぬバラエティに富んだ作品群(ちょっと大人風味なものも!)の中でも、『安部奉連想』の話が特に凄かった。“鬼太郎霊団”シリーズの1作品で、驚異的な霊力をもつ少年の話です。やはり晴明の子孫であったか。 -
2001年発行、筑摩書房のちくま文庫。16編。水木しげるの奇妙な劇画集。水木の劇画はいつも奇妙な気がするが。それとも貸本時代の漫画作品はみんなあんな感じなんだろうか、そうな訳ないよね。鬼太郎シリーズの新しい作品が長いせいもあるかもしれないが、一番退屈だったかもしれない。
収録作:『百年後のお話・生活種』、『きのこ』、『赤八』、『劇画ベートーベンの生涯』、『馬の骨』、『鬼婆』、『モテモテ神』、『幽霊丸』、『まれびと』、『運命の予定表』、『テレビジャック』、『刑事ヨタンボ・神のなる木』、『エロ河童』、『続ゲゲゲの鬼太郎・幽霊家主の巻』、『鬼太郎霊団』、『ゲゲゲの鬼太郎・セクハラ妖怪いやみ』、解説:「怪説2」京極夏彦(編集協力/平林重雄(関東水木会)、 -
チンチンが飛ぶ話とか、女子の股ぐらをゴソゴソする鬼太郎とか、ぶっ飛んだものが多くて、鬼太郎ってこんなだっけ?ってちょっと引きます。でも面白い。。
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男根食っちゃう猫娘。
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「水木しげる・妖怪図鑑」展の会場で思わず購入した。 展覧会で見た水木画伯の絵はイマイチでしたが、水木しげるの漫画は面白い。
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この本に収録されている鬼太郎は要チェック!
京極夏彦の解説が詳しくてよい。 -
ちょっとお色気漫画もあります。