本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480051998
感想・レビュー・書評
-
■細目次
https://gyazo.com/89880eb35c7603d8ca9ca4c13a8c9061
https://gyazo.com/f17388b150db9223e46e981ba436cfa6詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
私の死生観は、私が自分の経験から築き上げたものではなく、北東アジアの人々が太古の昔から培ってきた儒教的な先祖祭祀に見られる、「生命の連続」という死生観に包まれて発したものだということを知らしめられた、私にとって宿命的な本です。
個人的なレビューで、本当に申し訳ないです。
合理主義、唯物史観、グローバリズム、、、人間の命や死者の存在が簡素化無化されていくこの時代に、日本人にとって、なぜ仏壇が必要なのか、なぜ位牌が必要なのか、なぜ墓が必要なのかを説いた1冊。
保守系とか、民族主義とか、そういう狭いくくりで読まないでいただきたい。
何よりも疑うことのできない事実は、幸か不幸か、私たちは私たちの両親から生まれ、その両親もその両親から生まれているという事実。そんな死者たる先祖を祭祀や供養という形で肯定することは、私自身を肯定するに他ならないのです。
全2件中 1 - 2件を表示