日本の医療が危ない

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480062567

作品紹介・あらすじ

日本の医療のどこがそんなにいけないのか。何が足りないのか。次期医療改革を目前に控え、現在の医療制度を技術・サービス・経営・国際競争力などさまざまな角度から見直す必要がある。本書は、医療経済学という観点から医療制度改革に携わってきた著者が、わが国の医療問題について海外・国内での事例を豊富に挙げながら、その長所・短所を比較検討し、「よい医療」とは何か、医者と患者の間にあるギャップは何か、現状をどう改善したらよいのか、などについて具体的な提案を試みる。

感想・レビュー・書評

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  • 全力でおススメ

  • 日本の医療の問題点についてかなりフェアな視点で書いてある。

  • サード研修の講師の本。読んだ後で講義を聞いたので身につまされ感と、現実とは違うんだという感じと・・

  • 医療経済学のベーシックでしょうか。色々な興味深いデータが出てきて新鮮に感じました。現状分析→提言の構成になっていますが、もう少し対象を絞ってでも丁寧に深掘りしたものを読んでみたいです。

  • [ 内容 ]
    日本の医療のどこがそんなにいけないのか。
    何が足りないのか。
    次期医療改革を目前に控え、現在の医療制度を技術・サービス・経営・国際競争力などさまざまな角度から見直す必要がある。
    本書は、医療経済学という観点から医療制度改革に携わってきた著者が、わが国の医療問題について海外・国内での事例を豊富に挙げながら、その長所・短所を比較検討し、「よい医療」とは何か、医者と患者の間にあるギャップは何か、現状をどう改善したらよいのか、などについて具体的な提案を試みる。

    [ 目次 ]
    第1部 今、なぜ「医療改革」が急務なのか(「機会の平等」さえもない日本の医療システム;「結果の平等」については絶望的!;海外に流出しはじめた日本人患者;行き場のない現状をどう打破するか)
    第2部 「よい」医療はこうして実現できる(自分の身は自分で守る;ITを駆使して患者本位の医療を;努力する者が報われる医療システムに)

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    [ 参考となる書評 ]

  • ちょっと古い本かもしれないけど、医療問題を経済面からアプローチしたなかなか画期的な一冊。

    今医師不足や看護師不足が叫ばれてますが、
    その根底にあるのはやっぱり経済的問題。

    そしてそれ以上に深刻なのが医療保険制度。
    皆さん保険入ってるはずです。

    これすごく良い制度だと思いますが、このままだと財源不足で瓦解しかねない!!
    またサラリーマンに税金かけるしかない!?!?

    さーどうする!?

  • 医療経済分野で活躍されている著者の本なので、読んでみました。現在の日本の医療が抱える問題点を分かりやすく説明してくれています。

  • 医療の経済としての側面が詳しく書かれてあります。医療は、消費できる財なのか、どうなのか。

  • つまんない。著者の自我があふれすぎ。

  • 長野式PPK(ピンピンコロリ)=PPKの里

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著者プロフィール

東京医科歯科大学大学院医療経済学分野教授
1959年生まれ。一橋大学商学部卒業。1987年にシカゴ大学経営大学院でMBA取得。(株)ハーフ・センチュリー・モア企画室長等を経て、国立医療・病院管理研究所(現「国立保健医療科学院」)及び国立社会保障・人口問題研究所主任研究官、日本福祉大学経済学部教授の他、日医総研主席研究員、経済産業研究所ファカルティ・フェロー、スタンフォード大学客員研究員、内閣府規制改革推進会議「医療・介護ワーキンググループ」専門委員などを兼務、2000年より現職。主な研究テーマは医療経済、医療政策、医療・介護経営。主な社会活動として一般社団法人日本介護福祉経営人材教育協会理事や一般財団法人リプレット基金事業財団理事長を兼務。近著に『コロナ後の医療経済と日本』『見える風景が変わるか? 2040年の薬局』(薬事日報社)、『地域包括ケアシステムの成功の鍵』(日本都市センター)、『“見える化”医療経済学入門』(医歯薬出版)など。

「2022年 『国民の介護白書2022年度版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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