ウェブで学ぶ ――オープンエデュケーションと知の革命 (ちくま新書)

  • 筑摩書房
3.70
  • (45)
  • (93)
  • (72)
  • (15)
  • (4)
本棚登録 : 854
感想 : 108
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480065674

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 図書館

  • ――ほとんどの人は、運や巡り合いによって人生が転がっていくものですが、運や偶然をつかむ秘訣とは、誰かの心に印象を残して、大切な時に誘われる能力だと、僕は思っているんです。(本文より)

  • 読み終わったー\(^o^)/
    有名大学などの無償開放している教育の事情。トータルで考えると無償開放したほうがお得とのこと。

  • 発刊当時と比べて、現在も状況は大きく発展はしていないように思う。

    自身の環境を見れば、弁護士会のeラーニングシステムはある。ローカル中のローカルだが。

    ウェブでは、自ら取りにいかなければ存在しないのと同じ。

    米国の特異性と、英語の優位性。

    カーネギーメロン大学教授ランディ・パウシュの「最後の授業」

  • 多分なアメリカ主義。当事者は心から正義と信じているものは、他者の目が同判定するかはわからない。

    知的好奇心をもってオープンエデュケーションにのめり込む主体を前提しているが、そもそもその動機を持たない人の多い日本。

    イリイチの文脈から語れるということ

  • ・著者のブログから。
     My Life Between Silicon Valley and Japan
     2010-09-04
     「ウェブで学ぶ」という本を書いた背景について
    http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20100904


    【目次】
    はじめに(飯吉透) 

    第一章 ウェブ進化が人生を増幅する(梅田望夫) 
    人生を切り開いていくための強力な道具/「知の宝庫」たるウェブ/「師」や「同志」との出会い/職を得る、生計を立てる道筋へ/「経済のゲーム」と「知と情報のゲーム」/グーグルと中国/グローバル展開への強烈な意志/グローバルウェブを牽引する三つの力/グローバルウェブとオープンエデュケーション

    第二章 オープンエデュケーションの現在(飯吉透) 
    ウェブによって生まれ変わったオープンエデュケーション/オープン・テクノロジー、オープン・コンテンツ、オープン・ナレッジ/ローカルからグローバルへ/オープンエデュケーションが続々と生み出す教育界の「ウェブ・スター」たち/カーネギーメロン大学の挑戦/初等・中等教育への浸透/「格差超越装置」としてのオープンエデュケーション/オバマ大統領の”オープンエデュケーション宣言”/「オープン・テキストブック」による教科書の無料化・低価格化/見え始めた「より開かれた二一世紀の大学」の新たな姿/牽引力としての民間財団の存在と社会的フィランソロピー精神/教育の開化・深化・進化  /[コラム]メタ・ユニバーシティとクラウド・カレッジ  

    第三章 進化と発展の原動力  
    「逆転の発想」から始まったMITオープンコースウェア/「互助精神」「フロンティア精神」「いたずら心」「宗教的信念」/「カリフォルニアン・イデオロギー」と「東部エスタブリッシュメント的なもの」/オープンエデュケーションは独善的?/ヨーロッパにおけるオープンエデュケーション/授業料無料のグローバルなインターネット大学/個人の「狂気」がブレイクスルーを生む/成長段階仮説/オバマ政権とオープンエデュケーション/営利のオンライン大学/国内格差の解消、グローバル格差の解消/オープン・リサーチ、オープン・サイエンス/進化する教科書、オープン・テキストブック/初等・中等教育でも始まったオープン・テキスト化/ビジネスサイドからの新しい教科書出版の動き/[コラム]クリエイティブ・コモンズとオープンエデュケーション

    第四章 学びと教えを分解する  
    オープンコースウェアは誰がどのように使っているか/アメリカの大学と「閉じ込めのシステム」/独習者はどのように学んでいるか/[コラム]オープンコースウェアで学んだ土谷大さん/教育と「強制システム」/ウェブと能動性/「テクノロジー」「ナレッジ」がなぜ必要か/「師」や「同志」とどのように出会えるか/学習コミュニティ/学びから職へ/専門的な知識を生かして社会貢献する/セーフティーネットとしてのオープンエデュケーション/[コラム]アルゼンチンの地方から世界へ:サンルイス・デジタル構想  

    第五章 オープンエデュケーションと日本人、そして未来へ 
    「残りのすべての人々のため」の教育?/英語圏と非英語圏で違いはあるか/ロングテール化する教育/日本でのオープンエデュケーションの萌芽/「英語で学ぶ」ために「英語を学ぶ」/キャッチアップ型の学びを超えて/グローバル・プラットフォームの進化がもたらしたインパクト/享受者としてのデジタルネイティブたち/予測不能な未来を生きるために 

    おわりに(梅田望夫) 

  • 「教育とは、無限の可能性を信じること」という言葉が印象的でした。
    2010年時点のオープンエデュケーションの状況を知ることができました。
    本書では、まだMOOC(Massive Open Online Course)という言葉がでてきません。

  • [ 内容 ]
    職をめぐって世界中の人々と競争しなければならない状況がすぐそこまで来ている。
    一方、知識の陳腐化も激しくなるばかりだ。
    そんな時代に、人生を切り開いていくための強力な道具は「ウェブ」である。
    今や、グローバルウェブは「知の宝庫」となり、それを利用した新しい学びである「オープンエデュケーション」が、アメリカ発で全世界に拡がりつつある。
    本書では、革命的ともいえるそのムーブメントの核心をとらえ、学びの進化とウェブの可能性について、専門家二人が徹底的に考え抜く。

    [ 目次 ]
    第1章 ウェブ進化が人生を増幅する(人生を切り開いていくための強力な道具;「知の宝庫」たるウェブ ほか)
    第2章 オープンエデュケーションの現在(ウェブによって生まれ変わったオープンエデュケーション;オープン・テクノロジー、オープン・コンテンツ、オープン・ナレッジ ほか)
    第3章 進化と発展の原動力(「逆転の発想」から始まったMITオープンコースウェア;「互助精神」「フロンティア精神」「いたずら心」「宗教的信念」 ほか)
    第4章 学びと教えを分解する(オープンコースウェアは誰がどのように使っているか;アメリカの大学と「閉じ込めのシステム」 ほか)
    第5章 オープンエデュケーションと日本人、そして未来へ(「残りのすべての人々のため」の教育?;英語圏と非英語圏で違いはあるか ほか)

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • ウェブによるオープンエデュケーションという“革命”が進行していることがよく分かった。アメリカでオープンエデュケーションの中核にいた飯吉さんの控えめなコメントが響く。
    「今日本の教育界は「自分たちは世界の中でどのような状況に晒されているのか」という自己認識や自己確認をすることが、もっとも大事(p235)」
    個人としては「人生を切り開いていくための強力な道具たり得る(p30)」ウェブの世界に積極的に乗っていかなきゃと感じた。

全108件中 11 - 20件を表示

梅田望夫の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×