関東連合:六本木アウトローの正体 (ちくま新書)

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480067333

感想・レビュー・書評

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  • まとまってない本で、読み終わっても全く分からなかった。
    それぐらい複雑ということなのだろうか。
    ゴシップの羅列とWikipediaの引用。驚き。
    とりあえず日本の闇社会に変化が起こりつつあると。警察や政治も密接に関わり合いながら。ここは間違いなさそうなので、頭の片隅に留めておこうと思う。

  • 関東連合の歴史を辿る本書は新鮮でためになった。がしかし、随所に出てくる関係者の証言がどれ程の信用が置けるのか疑問で、その点でゴシップ誌の域を出ていないのが残念だった。

  • 中身があるような、無いような。ちょっと繰り返しが多すぎて読みにくい。もっと文章を絞れる

  • 聞いたことはあるがよく判らない。読んで見てもよく判らない。エピソードの一つ一つはえげつないと思うが。

    大阪と茨城県を行き来する生活だからかな。

  • 【コメント】
    文章がなんとも読み辛いので正直頭に入ってこなかった。

    【目次】
    序 章 闇社会の入口へ
    どうしても断れない先輩/地下格闘技の闇/殺す気で殴る/闇社会の扉/アウトローのヒエラルキー

    第一章 関東連合の歴史
    資料はほとんどない/関東連合、過去と現在/70年代、関東連合の誕生/関東連合は誰が作ったのか/巨大暴走族の序列と人間関係/現在の暴走族スタイルを確立したあるチーム/走り集団から喧嘩集団へ/大井ふ頭事件/暴走族特有の意識

    第二章 チーマーの出現
    不良少年とバブル/不良少年と漫画/ギミックの不良観/不良デビュー/チーマーはなぜ誕生したのか/アメカジから渋カジへ/チーマーの象徴としての明大中野高校/チーマーのディスコグラフィ/チーマー・タイプの方程式

    第三章 武闘化するチーマー――三茶抗争と関東連合の台頭
    ものを言うのは出身校/武闘派チーム/チーマーのファッションリーダー/とりあえず楽しくメチャクチャやろうぜ/三茶抗争の勃発/三茶事件、当事者の証言/和解へ向けた動き/チーマーがいなくなった後のチーマーたち

    第四章 関東連合の復活
    覆された暴走族イメージ/世田谷の暴走族「小次郎」/抗争の時代/喧嘩で名を売る/新生・関東連合の台頭/豊富な資金力の一端/団塊ジュニア世代/ヤクザになるのが得ではない時代

    第五章 六本木進出
    芸能マスコミ報道の幻想/明るい芸能界の暗い舞台裏/六本木進出

    第六章 六本木フラワー事件
    動機はデモンストレーションか/人違い説とトラブル説/「関東連合の実態は分かってきた」/犯行は杉並のグループ/フラワー事件の影響

    第七章 人脈
    グレーゾーンの定義/クラブという存在/クラブから広がる人間関係/芸能界人脈/関東連合の人脈をどう見るか/ネットによる誇張/幻想の巨大化

    第八章 裏社会の地殻変動
    オレオレ詐欺/唐突な幹部の出頭/ヤクザから見た関東連合の現在/都市型ギャング/変わる繁華街/大阪の不良集団「強者」/追い込まれてきたか

  • 丹念に取材して、丁寧に書かれている印象を持ったです。

  • なぜ勢力を拡大していったかがよく分かったが、結局実態はよく分からないまま…
    杉並怖いね。

  • まったくさっぱり理解できない世界である。
    チーム?の名前が面白いというかなかなかのセンスではないだろうか。
    杉並って治安悪いのかな?とてもそんな街には見えないが。
    なんだか私の知らない世界である。

  • 正体は不明ではありません。でも、その実力は不明です。商売敵のやくざさんにも、評価できないようです。

  • 1983年、連載が始まって面白さが炸裂していた「BE-BOP-HIGHSCHOOL」について当時、北区のちょっぴりワルだった友人が「これってノスタルジーなんだような。イマの不良はセーラーズ(夕焼けニャンニャンでとんねるずが着用していたブランド)着てるんだぜ。」と教えてくれたのを思い出しました。ちょうどそのあたりが暴走族からチーマーへの移行の序章だったのだと思います。その学校を単位としたチーマーを地元を単位とするギャングが凌駕することによって生まれた暴力のブランドが「関東連合」なのでしょう。「BE-BOP-HIGHSCHOOL」以降も「特攻の拓」とか「湘南爆走族」とか「ろくでなしBLUES」とか「クローズ」とか少年誌に絶えることなく不良少年モノというようなジャンルがあるのは「やんちゃ」を待望するティーンズカルチャーがあるからで、それが「関東連合」というブランドを育んだのではないでしょうか?なにしろあのKYON²までが「男の子ってすこし悪い方がいいの~」(渚のハイカラ人魚)って歌ってるしなぁ…そんな気分が行きつくところまで行きついて人違い殺人に至り、警察の準暴力団指定を受けたタイミングでの意欲作。著者は不良少年の歴史と気分に寄り添いながら難しいテーマに挑戦していますが、気配りありすぎでイマイチ成功してないのかも。格差社会が固定化している今、堅気とヤクザの間に浮遊するモヤモヤした空気は次はどんなカタチになって社会にあらわれるんだろう?

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著者プロフィール

反権力ニュースサイト「TABLO」編集長。ブロマガ「ニコ生ナックルズ」発行人。フリーライター、編集者。
産経メディックス、三才ブックス、ワニマガジン、ミリオン出版、選択出版、「週刊朝日」編集部などに在籍。
ミリオン出版では「ダークサイドJAPAN」「実話ナックルズ」「ノンフィクスナックルズ」「THE HARD COREナックルズ」「実話ナックルズRARE」などの立ち上げや編集長を歴任。
著書に『生身の暴力論』『関東連合』『トラブルなう』『原発アウトロー青春白書』、共著に『僕たちの時代』など。

「2019年 『「かわいげ」は人生を切りひらく最強の武器になる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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