ふしぎな日本人 ――外国人に理解されないのはなぜか (ちくま新書)

  • 筑摩書房
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480074577

作品紹介・あらすじ

日本の集団主義の起源は、米づくりにあった。日本人を知り尽くすバラカン氏とヨーロッパで活躍する実業家・塚谷氏が、日本独特の文化を縦横無尽に語り合う。

感想・レビュー・書評

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  • ピーター・バラカンさんのDJラジヲは
    大好きです。
    へぇーっ こんなアーティストがいて こんな歌があるんだ
    ということはむろんのこと
    その曲紹介の合間に語られる
    ちょっとしたエピソードが実に興味深い

    そのピーター・バラカンさんならではの視点、考察が
    30年以上ヨーロッパでビジネスの最先端で活躍されておられる
    塚谷泰生さんという対談相手によってさまざまな分野の話から浮き上がってくる
    そのひとつひとつのお話ががなかなか面白い。

    実際に長い間日本という国で
    暮らしておられるバラカンさん、
    実際に長い間デンマーク、オランダで
    暮らしておられる塚谷さん、
    この企画を持たれた「ちくま新書」の編集部の
    慧眼に拍手。

  • 塚谷泰生さんとピーターバラカンさんの対談本です。

    ピーターバラカンさんは知ってたけど 塚谷泰生さんは知らなかった。

    塚谷さんは 30年くらいヨーロッパで仕事をされた方

    ピーターバラカンさんは イギリス人で 奥様は日本人

    話しは主に塚谷さんが話す感じです。

    日本人の気質は 米作りから生まれたものだ。

    集団性や 上の人に自分の意見を言わない。

    みんなと同じが安心できる。

    かいぎでも反対意見は言わない。

    同じ米を主食にした民族でも アジア 中国など 他の国は温暖で 広い水田 険しい山 水の高低差もない。

    おまけに アジアの他の国と違って 年一回しか米が取れないので 失敗ができない。

    だから 綿密な計画のもと みんなで作業を行う。

    几帳面な働き手はこうして生まれた。

    と言われるとなるほど。

    その日本人の塚谷さんは ヨーロッパで 説明し 議論し ちゃんと生活も仕事も出来ている。

    できれば 若い時 外国で暮らす人がふえるといいのかな?

    日本にもっと外国人を受け入れるといいのかな?

    日本人は しかし もっと自分の意見をを小さい時から言える訓練が必要なんでしょうね。

  • 第1章 日本人ビジネスマンが感じたヨーロッパ社会
    第2章 バラカンが戸惑った日本と日本人
    第3章 日本とヨーロッパに横たわる誤解
    第4章 日本人はなぜコメを主食に選んだのか
    第5章 日本人のアイデンティティを形成した稲作文化
    第6章 グローバル化の中で日本人はどこへ行くのか

  • 対談形式なので、まとまりが、、、
    いろいろ面白いけど。

  • ビジネスマンとキャスターの対談による稲作文化に基づく日本人論。各々の体験に基づく感想を述べあうだけなので、学術的でもないし説得力に欠ける。そもそも対談本なので冗長で無駄も多く内容も薄い。メインは5章なのでここだけ読めば十分なのだが、よくある出羽守論法で書いてあることもちょっと古臭い。全体的にはやっつけ仕事的な印象もあり、ちくま新書にしてはデキが悪い。

  • やっぱり西欧の考え方にはついていけない。当然、西欧の人たちも日本の文化・風習には戸惑うばかりだろうな。昔から言いつくされてきた文化の違いの理由を稲作に求めるところが面白い。しかも年に一度の収穫しか期待できない日本の稲作だ。失敗は許されないし、そのために自我を抑えて共同作業を重んじることもある。これの何がいけないのか。必要なのは西欧に合わせることよりも、相手に日本を理解してもらうことだよね。

  • 361.42||Ts

  • 東2法経図・6F開架:B1/7/1629/K

  • オランダ人との会話面白すぎます。屁理屈のオンパレード。

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著者プロフィール

塚谷泰生(つかたに・やすお)
1957年埼玉県まれ。明治大学農学部卒業。日商岩井(現、双日)に入社。デンマークの日商岩井北欧会社取締役を経て1992年退社。オランダ、アムステルダムで日本食品流通・製造会社を設立し日本食店「串亭」を運営。現在は、機械、食品全般の輸出入、及び食品製造のコンサル業務を手掛ける。日本/東京商工会議所等で講演多数。福岡大学非常勤講師。著書『ヨーロッパで勝つ! ビジネス成功術』(ちくま新書)。

「2022年 『ふしぎな日本人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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