- Amazon.co.jp ・本 (541ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480084910
作品紹介・あらすじ
人間は「イリヤ」(ある)という非人称の牢獄から逃がれることが可能か。深いユダヤ的体験からハイデガー哲学との対決を通して、人間存在と暴力について根源的な問いを発し、独創的な倫理哲学を展開して「他者」の発見にいたるレヴィナスの思想の歩み、その40年の哲学的成果、「フライブルク、フッサール、現象学」「逃走論」「ある」「時間と他なるもの」「存在論は根源的か」など、21篇を集大成。
感想・レビュー・書評
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死の前には、常に最後のチャンスがあるのだが、英雄はそれを掴むのであって、死を掴むのではない。
自殺は矛盾した概念である。死の永遠の切迫が、死の本質をなしている。
希望は死の瞬間に、死にゆく主体に与えられるまさにその余白のなかに宿っている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
[ 内容 ]
人間は「イリヤ」(ある)という非人称の牢獄から逃がれることが可能か。
深いユダヤ的体験からハイデガー哲学との対決を通して、人間存在と暴力について根源的な問いを発し、独創的な倫理哲学を展開して「他者」の発見にいたるレヴィナスの思想の歩み、その40年の哲学的成果、「フライブルク、フッサール、現象学」「逃走論」「ある」「時間と他なるもの」「存在論は根源的か」など、21篇を集大成。
[ 目次 ]
エトムント・フッサール氏の『諸構想』について
フライブルク、フッサール、現象学
ヒトラー主義哲学に関する若干の考察
書評(『哲学と現象学年誌』;ルイ・ラヴェル『全的現前』)
マイモニデスの現代性
逃走論
書評(スピノザ、中世の哲学者)
すべては空しいか
ある〔ほか〕
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ] -
Amazon、¥1300.
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「スピノザの事例」「逃走論」など拾い読み。