メタフィクションの思想 (ちくま学芸文庫 タ 18-1)

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480086242

作品紹介・あらすじ

現実がますますハイテク化し、ヴァーチャル・リアリティが一気に自然化した今、旧来の文学の根底にあった「リアリズム」は既に崩壊した。文学的現実を極限まで追求したとき、その地平には文学の企みが忽然と浮上してくる。トマス・ピンチョン、筒井康隆、ルーディ・ラッカー、沼正三、スティーヴ・エリクソン、ユーリディシー…それまでの小説論に果敢な挑戦状をたたきつけた彼らの作品を手がかりに、ハイパーメディア時代の文学的可能性をさぐる。日本初の本格的メタフィクション論。

感想・レビュー・書評

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  • 受験とはあまり関係がありません。続編のような物もあります。

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著者プロフィール

慶應義塾大学名誉教授、慶應義塾ニューヨーク学院長/アメリカ文学思想史専攻/コーネル大学大学院博士課程修了(Ph.D., 1987)/単著に『ニュー・アメリカニズム—米文学思想史の物語学』(青土社、1995年度福沢賞)、『リンカーンの世紀—アメリカ大統領たちの文学思想史』(青土社、2002年/増補新版、 2013年)、『モダニズムの惑星—英米文学思想史の修辞学』(岩波書店、2013年)、『メタファーはなぜ殺される—現在批評講義』(松柏社、 2000年)、『盗まれた廃墟—ポール・ド・マンのアメリカ』(彩流社、2016年)、Full Metal Apache(Duke UP, 2006年)、 Young Americans in Literature (Sairyusha, 2018)。監修に『脱領域・脱構築・脱半球—二一世紀人文学の人文学のために』(小鳥遊書房、2021年)など。編訳にラリイ・マキャフリイ『アヴァン・ポップ』(筑摩書房、1995年/北星堂、2007年)、共編に The Routledge Companion to Transnational American Studies (Routledge, 2019)他多数。

「2022年 『慶應義塾とアメリカ 巽孝之最終講義』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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