- Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480089236
感想・レビュー・書評
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柳瀬ファンにはたまらないキャロルのあれやこれや。ユークリッドさんたちの対談が面白かったです。翻訳する前、柳瀬さんの本を読むと気合い入ります。マネできないけど。
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蔵前ちくま書店でバーゲンブックになっていたのですかさず入手。
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不思議の国の倫理学 (ちくま学芸大文庫) 作者のルイス・キャロルの作品です。
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998円購入2010-06-09
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キャロルというひとはどこまでもナンセンスをつきつめて形にたどり着こうとする。論理的必然性を求めてやまない、そんな学者さんなのだと思う。ヴィトゲンシュタインと仲良くなれそうな、そんな数学者。
形と意味が不可分なところにたどり着くとき、それはナンセンスになってしまうのだ。形によって逆説的に自由に創造できるのだ。
キャロルは自身の人生をどこまでもゲームとして遊び切っていた。数学者として学生の採点に負われたりする一方で、ふと新しいゲームを考えてみたり、それを10歳の女の子と共有するための物語を考えてみたり。キャロルの力はひとつの論理をあらゆる人間に対してあけっぴろげにできてしまうところにある。おそらく、その行為は、彼がやろうとしてやっているのではなく、そうとしかできない必然性に裏打ちされている。数学の原理や証明はわからないけれど、彼の形を求めてやまないその情熱は、確かに感じられる。 -
子供向け童謡作家というのは世を忍ぶ仮の姿。天才数学教師、チャールズ・ドジソンは行列や記号論理学の本も著作しており、他にも自作の言葉パズルを連載したり折り紙の名手だったりと多彩な才能を持っていたのだ。本書はそんなドジソンの出版した論理パズルや謎かけ本の幾つかをまとめて一つにしたもの。柳瀬尚紀氏が訳しているだけあって、英語用に創作された言葉遊びを日本語に応用する方法も記載されており二重に言葉遊びを楽しめる仕掛けになっている。韻文で謎かけを出し、答も韻文で作られている「不思議の国からの謎なぞ」には感嘆させれた。
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難題やゲームが多いので頭を使うが、
キャロルに触れていると思うと楽しくなってくる。 -
なんだかわからないけど、面白かった。
不思議の国のアリスの世界って、興味深い。
作者も、こんな人だったんだなあ、ということを初めて知った本。 -
論理学といって想像したのはどちらかというと文系の考え方だったのだけれど、すごく数学的でした。ただ、英語を無理やり日本語にしたような言葉使いがちょっと・・・。
2009/6/18