- Amazon.co.jp ・本 (475ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480102027
感想・レビュー・書評
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1/3読んだところで本を置いたが、どういう雰囲気なのかはわかった。
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解説:池内紀
誰か故郷を想はざる(抄)◆家出のすすめ(抄)◆私は地理が好きだった◆歴史(抄)◆首吊人愉快◆青蛾館 より◆手相直し◆封印譚◆野球少年遊戯◆にせ絵葉書◆チェスの夏◆犬地図◆猫目電球◆全骨類の少女たち◆書簡演劇◆毛皮のマリー◆サーカス◆スポーツ版裏町人生 より◆友よいずこ◆小指の辰◆忘却の土俵入り◆さよならヒットをもう一度◆おさらばという名の黒馬◆モンタヴァル一家の血の呪いについて◆時間割◆ロング・グッドバイ◆長篇叙事詩李庚順◆新・病草紙(抄)◆新・餓鬼草紙◆空には本(抄)◆血と麦(抄)◆田園に死す(抄)◆テーブルの上の荒野(抄) -
ちくま日本文学全集002
寺山修司は、なんだか嫌な作家だと思っていて、ちくま日本文学全集を46巻まで読んだのだが、なぜか第2巻のこの作者だけは飛ばしていたのはそのせいにちがいない。
読んでから嫌だと思ったわけではなく、食わず嫌いなのだが、それはおそらく、文庫本の解説かなにかで、強烈なマザーコンプレックスや倒錯を描いたものが多いということを読んでいて、薄気味悪く感じていたせいだと思う。
実際、そういった内容が多く、それに加え、和歌や歌謡曲、競馬、野球といった、こっちがあまり関心のないジャンルがメインだった。
とはいえ、有名な作家だけあって、面白くないことはないのだが、露悪的で、さわやかさのカケラもないね。
嫌いな作家という点は変わらなかった。 -
誰(たれ)か故郷を想はざる 抄
家出のすすめ 抄
私は地理が好きだった
歴史 抄
首吊人愉快
青蛾館(せいがかん) より
手相直し
封印譚
野球少年遊戯
にせ絵葉書
チェスの夏
犬地図
猫目電球
全骨類の少女たち
書簡演劇
毛皮のマリー
サーカス
スポーツ版裏町人生 より
友よいずこ
小指の辰
忘却の土俵入り
さよならヒットをもう一度
おさらばという名の馬鹿
モンタヴァル一家の血の呪いについて
詩
時間割
ロング・グッドバイ
長篇叙情詩 李庚順
新・病草紙(やまひのさうし) 抄
新・餓鬼草紙
短歌
空には本 抄
血と麦 抄
田園に死す 抄
テーブルの上の荒野(くわうや) 抄
影を踏む[池内紀]
年譜 -
毛皮のマリーを目当てに。
寺山修司の作品に触れること自体初めてでこの一冊だと彼の多才にただ驚き。 -
「笑う」ということに対しての、著者の批評にとても衝撃を受けた。私が何かに対して笑うたびに、そのことを思い出す。
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やっぱりすごいな、このひと。内臓をさらけ出して鼻で哂っている感じがなんとも。
「新・病草紙」が好きなんだが、やはり印象的なのは短歌。 -
2008/3/30
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実にパワフル。
性癖だったりなんだったり、
短歌にあれだけ個性な臭いをつけまくるなんて圧巻。
好き嫌いは分かれる作家さんだけど、
三島とか好きな人は大好きになるんじゃないかなぁ。
にしても過激。
高校生のときとかに読みたかったな… -
借本。
著者に惹かれて。
「一度読んでおくといいよ」とおすすめ。
毛皮のマリーの舞台がみたくなりました。個人的にはサザエさんの話が、目から鱗でした。