ちくま日本文学全集 2 寺山修司

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (475ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480102027

感想・レビュー・書評

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  • 1/3読んだところで本を置いたが、どういう雰囲気なのかはわかった。

  • 解説:池内紀
    誰か故郷を想はざる(抄)◆家出のすすめ(抄)◆私は地理が好きだった◆歴史(抄)◆首吊人愉快◆青蛾館 より◆手相直し◆封印譚◆野球少年遊戯◆にせ絵葉書◆チェスの夏◆犬地図◆猫目電球◆全骨類の少女たち◆書簡演劇◆毛皮のマリー◆サーカス◆スポーツ版裏町人生 より◆友よいずこ◆小指の辰◆忘却の土俵入り◆さよならヒットをもう一度◆おさらばという名の黒馬◆モンタヴァル一家の血の呪いについて◆時間割◆ロング・グッドバイ◆長篇叙事詩李庚順◆新・病草紙(抄)◆新・餓鬼草紙◆空には本(抄)◆血と麦(抄)◆田園に死す(抄)◆テーブルの上の荒野(抄)

  • ちくま日本文学全集002

    寺山修司は、なんだか嫌な作家だと思っていて、ちくま日本文学全集を46巻まで読んだのだが、なぜか第2巻のこの作者だけは飛ばしていたのはそのせいにちがいない。

    読んでから嫌だと思ったわけではなく、食わず嫌いなのだが、それはおそらく、文庫本の解説かなにかで、強烈なマザーコンプレックスや倒錯を描いたものが多いということを読んでいて、薄気味悪く感じていたせいだと思う。

    実際、そういった内容が多く、それに加え、和歌や歌謡曲、競馬、野球といった、こっちがあまり関心のないジャンルがメインだった。

    とはいえ、有名な作家だけあって、面白くないことはないのだが、露悪的で、さわやかさのカケラもないね。
    嫌いな作家という点は変わらなかった。

  • 誰(たれ)か故郷を想はざる 抄

    家出のすすめ 抄

    私は地理が好きだった
    歴史 抄
    首吊人愉快

    青蛾館(せいがかん) より
    手相直し
    封印譚
    野球少年遊戯
    にせ絵葉書
    チェスの夏
    犬地図
    猫目電球
    全骨類の少女たち
    書簡演劇

    毛皮のマリー

    サーカス

    スポーツ版裏町人生 より
    友よいずこ
    小指の辰
    忘却の土俵入り
    さよならヒットをもう一度

    おさらばという名の馬鹿
    モンタヴァル一家の血の呪いについて


    時間割
    ロング・グッドバイ
    長篇叙情詩 李庚順
    新・病草紙(やまひのさうし) 抄
    新・餓鬼草紙

    短歌
    空には本 抄
    血と麦 抄
    田園に死す 抄
    テーブルの上の荒野(くわうや) 抄

    影を踏む[池内紀]
    年譜

  • 毛皮のマリーを目当てに。
    寺山修司の作品に触れること自体初めてでこの一冊だと彼の多才にただ驚き。

  • 「笑う」ということに対しての、著者の批評にとても衝撃を受けた。私が何かに対して笑うたびに、そのことを思い出す。

  • やっぱりすごいな、このひと。内臓をさらけ出して鼻で哂っている感じがなんとも。
    「新・病草紙」が好きなんだが、やはり印象的なのは短歌。

  • 2008/3/30

  • 実にパワフル。

    性癖だったりなんだったり、
    短歌にあれだけ個性な臭いをつけまくるなんて圧巻。

    好き嫌いは分かれる作家さんだけど、
    三島とか好きな人は大好きになるんじゃないかなぁ。

    にしても過激。
    高校生のときとかに読みたかったな…

  • 借本。
    著者に惹かれて。
    「一度読んでおくといいよ」とおすすめ。
    毛皮のマリーの舞台がみたくなりました。個人的にはサザエさんの話が、目から鱗でした。

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著者プロフィール

詩人、歌人、劇作家、シナリオライター、映画監督。昭和10年12月10日青森県に生まれる。早稲田大学教育学部国文科中退。青森高校時代に俳句雑誌『牧羊神』を創刊、中村草田男らの知遇を得て1953年(昭和28)に全国学生俳句会議を組織。翌1954年早大に入学、『チェホフ祭』50首で『短歌研究』第2回新人賞を受賞、その若々しい叙情性と大胆な表現により大きな反響をよんだ。この年(1954)ネフローゼを発病。1959年谷川俊太郎の勧めでラジオドラマを書き始め、1960年には篠田正浩監督『乾いた湖』のシナリオを担当、同年戯曲『血は立ったまま眠っている』が劇団四季で上演され、脱領域的な前衛芸術家として注目を浴びた。1967年から演劇実験室「天井桟敷」を組織して旺盛な前衛劇活動を展開し続けたが、昭和58年5月4日47歳で死去。多くの分野に前衛的秀作を残し、既成の価値にとらわれない生き方を貫いた。

「2024年 『混声合唱とピアノのための どんな鳥も…』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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