なつかしの小学校図鑑 (ちくま文庫 お 40-2)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 39
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480428707

作品紹介・あらすじ

あのころは、毎日がお祭りのようだった。男女二人一組でやった日直の仕事。コッペパンと脱脂粉乳のミルク、アルミ容器の学校給食。廊下で興じたプロレスごっこ。階段の手すりを使った滑り台。作曲家の肖像画をいつの間にか覚えてしまった音楽室。ホルマリンの臭いが漂う理科室。待ち遠しかった運動会や遠足。晴れやかな気分の入学式と卒業式。誰にでも確かにあったあの時代の思い出の数々を、楽しい文章と豊富なイラストで活き活きとつづる。

感想・レビュー・書評

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  • 昭和16年生まれと言うから、わたしよりは一回り以上
    年上の奥成達さんが、文章を書いてるのだが、
    さらりと、一文を読むだけでも
    次から次へと思い出がよみがえる。
    薄暗い昇降口、靴を脱ぎかえる時の木肌の感触
    3,4人で一生懸命運んだ家ではあり得ない大きさの
    給食のバケツ。
    今見たら、驚くほど小さいのかもしれない。
    並んで待った予防接種。あの待つ時の消毒のアルコールの匂い
    しかめっ面して出てくる友人の顔
    砂埃の校庭で、スカートをパンツにはさんで
    飛んだゴム跳び遊び
    何と、思いでの数の多い事。
    それにしても、わたしでさえ思い出を引っ張りだされてしまう
    記憶の克明さ、驚くほどだ。
    そして、助けてくれるのがながたはるみさんのイラスト

  • あのころに あって
    いまは なくなったもの
    あのころに なかって
    いまは あるもの

    どうしても おもいで は
    うつくしくなってしまいがちだけれど
    それでも
    あのころは…

    と おもわされてしまう

    そんな ものたちは
    きっと いつの時代でも
    あることでしょう

  • 小学校が懐かしい。
    また小学校に戻りたい。
    あの頃は楽しかった。本当に楽しかった。何も苦労することもなかった。あの頃はあの頃なりの苦悩はあった。でも本当にどうでもいいことだらけだね。もう何年前のことだろうか。数えることすら出来ないくらい遠い昔。

  •  
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4480428704
    ── 奥成 達《なつかしの小学校図鑑 20111006 筑摩書房》903
     

  • 2011/11/06-11/06 50年前の小学校生活が彷彿とされる。それだけ馬齢を重ねたということか。

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著者プロフィール

奥成達

「1987年 『遊び図鑑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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