- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480434562
感想・レビュー・書評
-
変わった内容だなぁと思いながら、何度か手に取って、先日やっと買った1冊です。
食品サンプルの歴史、食品サンプルの役割、食品サンプルを取り囲む国内外の食文化の分析、食品サンプルづくりの現場について、書かれています。
資料や情報が限られた中で著者が現場や現物を通じてコツコツと資料収集、関係者へのインタビュー、考察、検証を進めていきます。食品サンプルについての直接の統計資料ではありませんが、背景を考察するための統計資料の活用もされています。事務系サラリーマンにとって学ぶべきところがたくさんあります。ちなみに、著者は日本経済新聞に勤務されています。流石!
明日から食品サンプルの見方が変わりそうです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
以前から食品サンプルを見ているのが好きだったので、一気に読破。普段生活の一部に溶け込んでいる食品サンプルが、食文化の変遷を追える存在なのは気がつかなかった。
-
冒頭のカラー写真での製作工程がまず目を楽しませてくれます。
業界団体がなく、業界データがまとまっていないことにまずびっくり。
韓国や中国への食品サンプルの拡がりについても面白かったけど、第1章での誕生の時系列追跡が本当に面白くて一気に読みました。 -
文字通り食品サンプルの歴史を探訪する一冊。百貨店の食堂から広がった背景、記号としての食品サンプルの位置づけ、製作者の声など、様々な観点から食品サンプルを解説していて、いずれも興味深い。一気に読了。