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- Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480439222
作品紹介・あらすじ
明治時代の職業軍人の家に生まれ、悩み、闘う阿字子を主人公とする少女小説の名作。野溝七生子の自伝的・衝撃的デビュー作。(矢川澄子・山尾悠子)
感想・レビュー・書評
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一貫して切迫していて胸がつまる、家父長制から逃れようとするのに誰よりも自分自身を縛り付けていて涙。。
『八本脚の蝶』を彷彿とさせる雰囲気。
いきすぎた感傷も詩もない、これは叫び。
英雄譚ではなく何かが好転するわけでもなく、心の底から共感したとして、決して微笑むことができるわけでもなく、ただずーーっと胸が裂かれる。
自分が大きくなること、周りが当然のように離れてゆくことに対する恐怖よくわかる
「ことばのいらない国」へ本当にゆけたらいい
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