歴史を知る楽しみ (ちくまプリマー新書)

著者 :
  • 筑摩書房
3.00
  • (1)
  • (4)
  • (9)
  • (6)
  • (0)
本棚登録 : 132
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480683397

作品紹介・あらすじ

歴史を学ぶことは昔の出来事を暗記することじゃない! 幕末史の第一人者が意外な史実満載で送る、とっておき歴史の楽しみ方。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 210-I
    閲覧新書

  • 中高生向け。私自身は社会が得意なこどもで、歴史も好きだったけど嫌いな子にはとっかかりにはなるのかなぁ。

  • 歴史に纏わる小説を遠ざける傾向を感じる事から今一度歴史に興味を抱くことを目的に読む。
    歴史に関する考え方を丁寧に、強く主張せず読者の判断に任せる姿勢。だが説得力があるので鵜呑みにしてしまうが。
    司馬遼太郎のことを歴史家の観点から否定する立場を取らざるを得ないだろうが、多少創作や誤認があってもその作品群に親しむ事で作者の目的に合致すると解釈する。
    やはり若いうちに読書を沢山しておくべきだったと猛省。退屈凌ぎの読書に留まらないよう、読書にの質を少しでもあげていきたい。

  • 東2法経図・6F開架:210.01A/I21r//K

  • 歴史を知る楽しみについてはほぼ一般論なのでは?目新しいことはなかった。著者の話が多すぎる。最後の方読書の話だし。具体例の方が面白かった。戦国期以降の国主が高野山に遺骨や位牌を送るのは、土地が侵略された時にそれらがひどい目に遭う可能性があるから、とか。

  • 史学への案内書といったところかな。時代小説との違いを丁寧に説明する。史料による裏付けがない限り何も言えないのが学問としての史学だけど、とはいえ学者も史料の隙間は推察して判断を下しているわけで。
    そうなると説得力のある文章を書ける時代小説作家の方が影響力を持っちゃうよね。

  • 歴史はあまり得意じゃなかった(興味が湧かなかった)な、と思い出し何となく買い。

    中高で習う日本史世界史は、あくまでその面白さの上澄みでしかなく、またそれによって面白さだけでなく教訓(本来の、歴史を学ぶ意味としの)も失わせてしまってるよね、という感じの内容。

    歳取ってきた人が歴史学に触るきっかけにするのも良いし、学生が軽く目を通して、歴史に面白みを感じるきっかけになることを期待するのも良い。

全9件中 1 - 9件を表示

著者プロフィール

1950(昭和25)年、大分県生まれ。同志社大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。中央大学博士。専攻は幕末史を中心とした日本近代史。現在、大阪経済大学特別招聘教授。主な著書に『その後の慶喜』(ちくま文庫)、『西郷隆盛』(ミネルヴァ書房)、『西郷隆盛 維新150年目の真実』(NHK出版新書)、『ある豪農一家の近代』(講談社選書メチエ)、『老いと病でみる幕末維新』(人文書院)、『江戸幕府崩壊』(講談社学術文庫)など。

「2018年 『歴史を知る楽しみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

家近良樹の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×