- Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480687111
感想・レビュー・書評
-
面白かったなあ。数学解くのは嫌いだけど、見るのは大好きです。谷山・志村予想の話はすごい良かった。数学が虹をかける。そして、神様の手帳。理系は、特に数学が専門の人達は、ロボットみたいで感受性に欠ける、みたいなことを言っている人たちがいるだろうと思うけど、間違いなくそれは間違いである。それをこの本で確認した。簡単に読めるので、万人に薦められる一冊。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「すぐに役立つものはすぐに役立たなくなる」の反対が数学。
なかなか役立つ時が来ないし、その時が何千年後だったりする。
そもそも役立つことを目指さない、美しさと感動だけを求めるのが数学。ただその一心で取り組んでるのが数学者だというのは、世間の数学者へやイメージとだいぶかけ離れている気がする。 -
三角形の内角の和は180度。
平べったい三角形もとんがった三角形も…。
そしてそれは100万年前も100万年後も変わらない。こんな真理はない。
→「三角形の内角の和が180度だという美しさを
どれだけ情熱的に語ってくれたかで、小学生の数学への興味は変わる」
→本当にその通りだ。
この本を読み終わったら数学は確実に好きになる。
今後、友愛数や完全数を
ユーモアを交えて日常会話に溶け込ませたい。 -
美という価値にもっと敏感になりたいと思った。
-
ホント、美しい!!
学校教育としての算数&数学と、数学者たちを魅了する数学との齟齬はなんだろう。
本来、そっちへ進むべき人たちが、学校の数学で多く淘汰されてしまってる気がしてならない(><)
あきゅFBで、どなたかがオススメしてた本。
すっごい!すっごい!面白かった♪ -
数学の奥深さの中にある美しさに気づき、ただただ、圧倒された。でも、まだ「美しい定理」と「醜い定理」の見分けはつかないな。もっともっと数学の世界を知りたいと思わせてくれる本。中1のときに、数学の先生と素数について話したことを思い出す。筆者(数学者の藤原正彦先生)曰く、「素数は、混沌のなかの美の秩序」らしい。納得。
-
数学は美しくて強くて正しい。
その一端を噛み砕いて伝えてくれる本だと思う。
数学が得意な人はもしかしたら読んでも内容浅くてつまんね、ってなっちゃうかもだけど、数学苦手な人や、数学なんか勉強してもつまらないって意識が強い人は、読んでみたらちょっと肩の力が抜けて素直に数学の良さを感じられるんじゃないかな、と思います。 -
再読。
バイト先の予備校で、高校生にオススメの本を選べと言われたのでこれにしようと思い読み直した。相変わらず数学は強くて美しくて感動する。特に谷山=志村予想を、虹の架け橋と表現した辺りで泣いてしまった。前読んだ時もこの辺で泣いたような。とにかく、初心に戻ってさっぱりとした気持ちになれた。私は物理屋志望だけれど、大学で物理を勉強していて思うのは、数学屋さんは本当にようやるわ、と。物理には物理の魅力があるけれど、本当に、数学には真理があって震えるほど尊い学問だなと思った。数学の美しさを感じられる世界に入って良かったと心から思う。ありがたやありがたや。