- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480689115
感想・レビュー・書評
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「差別」についてわかりやすく書かれた本です。
なぜ差別はできたのか?
なぜ引っ越ししても差別があるのか?
なぜ引っ越ししないのか?
など、素朴な疑問に対する答えも書かれています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人が人である限り、差を作り、分け隔てて生きていく。
その溝を少しでも埋めたいね。 -
路地(被差別部落)とは何か。差別は今でもあるのか。路地の起源から戦後の同和教育、近年の同和利権問題までたどる旅に出かけよう。全国千か所以上の路地を歩いた著者が部落問題の疑問に答える。【「TRC MARC」の商品解説】
関西外大図書館OPACのURLはこちら↓
https://opac1.kansaigaidai.ac.jp/iwjs0015opc/BB40200590 -
部落差別のルーツや現状について。著者も記述している通り、タブー視されているがゆえにあまり知らないのも事実。「社会の最底辺を見ればその国がわかる」
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社会
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東2法経図・開架 361.86A/U36r//K
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東北じゃあんまり感じないけど、
こういう地区があるんだよなぁ。
まだまだ勉強! -
【コメント】
自分は、部落差別を肌で感じたことは、
一度もない。だけど部落差別の一端を
垣間見ることはできた。
本書の興味深かったところは、
「部落のルーツ」と「同和利権」の
トピックだ。それは、穢多非人がどう
いった人たちで何を生業にしていたの
かということだ。
著者は路地の差別を憂えている。
路地の現状はかなり改善されている
ものの、差別はなくなるには至って
いない。それは悲しいことだが、
文字通り危険な路地はあるわけで、
避けられるのは仕方のないことだろう。
その路地を形作っているのは人なのだ。
ニュースでよく聞く人間性を疑うような
素行の悪い事件は、特定の地区が多く
絡んでいるようにみうけられる。
自分は路地を意識したことはなかったが、
今思うとそれが路地なのだろう...
【内容】
被差別部落出身の著者が、部落差別について、
それを意識して来なかったような一般の人に
向けてソレがどういうことなのか分かりやす
く語る。 -
表題の路地が差別部落を表しているのには気が付かなかった.難しい問題をできるだけ分かりやすく解説しているのは好感が持てる.路地の伝統が日本の社会の中に生きていることが分かった.交番やカスうどんがそうだとは知らなかった.
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いろいろと考えさせられる1冊でした。
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平成26年2月13日読了。
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この著者の「路地」の本は、前々から読みたい気持ちがあり、今回ちくまプリマー新書から出たので読んでみた。
一読してみて、すごくまっとうな感覚の持ち主なんだなと感じた。
差別について、人間について、過激でもなく、温くもなく、淡々とやさしい思想が展開されている。
ほかの本も読んでみたいと思った。 -
『日本の路地を旅する』(文春文庫)に比べて、慎重に言葉を選んでいる。「路地」出身の著者だからこそ取り上げることができる事実多々。その評価については、ヒントを出しながら読者に委ねている感。学校教育においてマイノリティ(「路地」出身者含む)が疎外されてるという文脈で「……学習障害のある子供に対し、精神障害の病名が付くケースも多くなりましたから、教師がその子供への教育を……専門家に任せてしまい、積極的に取り組もうとしないことも……」というところが印象に残った。「路地」をめぐる教育の最終地点は一見ありふれた「他者への気づき」か。しかしそのありふれた言葉も「路地」出身で「路地」を見てきた著者だからこその説得力がある。
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「路地」出身者の筆者が、「路地」出身者、一般人双方の視点に立って、現在の日本に残る根深い部落差別について、自らの思うところを書き記し、社会に向けて、その歴史をきちんと踏まえるところから始まると説く。