植物はなぜ動かないのか: 弱くて強い植物のはなし (ちくまプリマー新書 252)

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  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480689573

感想・レビュー・書評

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  • 植物は動かずに生きている。動物は動かなければ生きていけない。植物は動けないので敵や災害からは逃げられないが、実にダイナミックにたくましく生きている。
    …著書はそんな話を公園に生えていた雑草から聞いたので、弱そうで強い生き方をしている植物の話を読者みなさんにお伝えします。


    ❐そもそも植物とは?
    植物とは光合成で栄養をえる。その光合成を行う植物細胞の葉緑体は、昔は独立する生物だった。
    他の大きな単細胞生物が、葉緑体となるバクテリアを取り込み、細胞とバクテリア(葉緑体)との共生生活が始まったのではないだろうか?⇒人間と大腸菌などと同じ。

    ❐動く、動かない
    植物は「固着性」。自分で栄養を作るので餌を求めて動き回る必要はない。しかし天敵や災害からは逃げられない。では居心地良くなるには、植物自身を変えて生きてゆく。植物は同じ種類であっても大きかったり小さかったり自由自在。

    ❐動物と植物の間
    動物と植物の中間のような生物もある。
    ・ミドリムシ(またはユーグレナ)
    葉緑体を持つ植物の特長と、鞭毛を持ち動き回る動物の特長を持っている。鞭毛生物と葉緑体バクテリアとが共生生活することになったのだろう。
    ・?(和名はてな、学名HATENA)という生物は、鞭毛と緑藻類との両方がある。しかも細胞分裂すると、片方は緑藻類を体内に持ち、もう片方は持たないので口を作って餌を食べる。その餌から緑藻類を取り込み…(??)

    ❐動物植物の器官
    動物:それぞれの器官が役割分担しながら一つの体を作る。
    植物:同じパーツの集まりで、すべての期間が独立しても成立する。
    動物は頭がなくなったら死ぬが、植物は切り取っても植樹でまた伸びる。

    ❐木と草
    植物は、コケ⇒シダ⇒巨大な木となった。
    恐竜と植物は、お互いに巨大化していった。
    しかし地核と気候の変動により、巨大な木になる余裕がなかったり、光合成をゆっくりできなかったりしたので、短期間で成長して種子を残して更新してゆく草へと進化した。

    ❐裸子植物、被子植物
    植物はもともと、趣旨のもとになる胚珠がむき出しの裸子植物で、花粉を風に乗せて飛ばして受粉していた。
    その後胚珠が子房に包まれた被子植物へと変化した。一つの植物で雄しべ雌しべがあり、体内で素早く受精できる。

    ❐花
    徐々に効率よく昆虫に花粉を運んでもらうために花を咲かせた。特に来てもらいたい昆虫用に特化した花を咲かせる植物もある。こうして植物と昆虫は進化していった。
    花も昆虫も自分のために生きて進化したら互いに助け合う結果となった。これが自然の営み。

    ❐果実
    被子植物は、胚珠を守っていた子房を発達させて果実を作った。そのために大事な胚珠は無防備になるのだが、子房ごと種子を食べた哺乳類が、糞として趣旨を排出することにより、植物が別の場所に移動したり増えることになった。
    また、鳥類は果実を丸呑みするので、種子が無事であることが多い。
    そこで植物は、まだ種子が成熟していないので食べられたら困る果実を緑色、もう種子が成熟して動物に食べてもらいたいサインとして果実を赤くした。
    熟れた果実の色である赤は人間の味覚を刺激する。そのため赤提灯など飲食店の赤系統の看板を赤にする。(←アメリカ映画やドラマで”青いケーキ”などを食べるのはあれはなんなんだ。私としてはなぜあんな物をわざわざ作るのかわからないのだが、映画やドラマでは喜んでるよね)

    ❐恐竜
    裸子植物が被子植物になったことにより、花を食べられない恐竜が追いついていけなくなった。

    ❐毒、味覚
    植物は、種を食べられて運ばれることにより増やしていくが、食べられすぎても困る。
    そのため毒や苦味をつくった。
    しかし毒ばかり創ると成長できなくなってしまう。さらに一部の動物は、その毒に抗体を作り他のライバルとの食物争いを避ける。
    もともと味覚とは、美味しいものを味わうためでなく、体に危険なものが苦い辛いなどわかるように発達した。
    人間のように、苦味を喜ぶのは生物としても珍しい。

    ❐競争型、ストレス耐性型、撹乱適応型
    ・競争型:同じ環境に違う種類の生物がいたら、一番強いものしか生き残れない。
    ・ストレス耐性型:他の種類の生物と微妙に違うところに行けば、それぞれが生き残れる。そこで生物は自分だけが生き残れる「すきま」を見つける。この「すきま」は狭いほうが良い(広いと競争相手も増える)。そのために砂漠など他の競争相手がいない場所で生きられるために、水が少ないというストレスに耐久する力を得る。
    ストレス対応に必要なのは「逃避」「回避」「耐性」。逃避⇒感想から逃れるため、葉や花を枯らせて土の下で球根となって力を蓄える。回避⇒根を張って水を蓄えておく。必要な時に対応できるので、ストレスが軽減される。耐性⇒水を節約しておくために、水分が逃げない作りに変化する。
    ・撹乱適応型:英語では「荒れ地に生きる」で、撹乱とは激しく環境が変化するということ。安定した環境では強い生物が強いので、弱い生物は予測不安定な環境を選び、臨機応変に変化する。弱者こそが変化する。

    ❐でも変化しないことも大事
    植物は変化して生存競争を生き延びてきた。
    しかしそれは「種子を残す」という根本の目的だけはけっして変えずに、その目的のための手段を自由に変えてきた。
    生きてゆくうえで、変えてよいものと、変えてはいけないものがある。変化するためには、変化しないものが大事。

    ❐共生関係
    植物は、増えるため、身を守るために、生物と共生関係を結ぶことになった。甘い果実を作り鳥の餌になることにより、植物も増えることができる。相手のために変化したことが結局自分のためになった。

    ❐脳の数
    人間は脳は一つしかない。感覚器官で得たすべての情報を脳という情報システムに集約して判断する。
    昆虫は複数の脳をそれぞれの足の付根に持っている。そのため昆虫は刺激を受けるとすぐに行動に移すことができる。

    ❐植物と人間との地球環境破壊
    太古の地球で生命が生まれて、葉緑体を持つ植物プランクトンが、光合成を行い、二酸化炭素と水からエネルギー源を作り出すようになった。しかし光合成を作ると老廃物である酸素が生まれる、酸素はあらゆる物を錆びつかせる毒性物質だ。
    すると植物の出した酵素を体内に取り込んで生命活動を行う生物が登場する。それが動物の祖先となる動物プランクトン。酸素は毒性があるが、爆発的なエネルギーを生み出す地Kらもある。酸素を体内に入れて、強力なエネルギーで活発な動き、体の巨大化が可能になった。
    さらに酸素は紫外線に当たりオゾンになり地球を覆った。これは地球環境の大きな変貌であり、それまでの環境のある意味破壊でもある。
    現在の地球生命は、オゾン層により有害な紫外線を吸収された環境で生きている。
    人間は酸素消費を早め二酸化炭素を増やし、オゾン層を破壊し、酸素を作る森林を伐採している。ある意味地球最初の姿、二酸化炭素に満ち溢れ紫外線が降り注いだ生命誕生前の地球に戻そうとしているようだ。
    しかしそうなったら人間は生きられない。

    ❐死を創った。
    生き物は個別には死にたくないのだが、種としては死ぬシステムを創った。
    生物の細胞は、細胞数を一定に保つために、一定の細胞分裂を行うと死滅するようになっている。⇒アポトーシス(プログラムされた死)
    時代の変化に合わせて自らを変えるために、もとの個体のまま増殖するよりも、古い個体を壊してあたらいい個体を創っていかなければいけない。
    生命は永遠であるために、自らを壊し、新しく作り直す。

    ❐人間が人間であること。
    人間は、食べるわけでもないのに植物の花を美しいと思う。生物学や進化学でも、人間が花を愛する合理的な理由は見当たらないのだそうだ、それでも人間は花を美しいと思う。生存に関係のないもの、花、音楽、絵画、文学を美しいと思い楽しむことが文化であり、人間がが人間であること。

  • 植物全般とはまた広い話だなあと思いましたが、これまた分かりやすく興味を誘う素敵な本でした。
    植物が何故動かないのかなんて考えたことも有りませんでした。生物ではないと思っていたので当然だろうと思っていました。太古の昔は生物も植物も同じ先祖だったんですね。びっくりです。
    一番興味を惹かれたのは、裸子植物と被子植物の違いでした。学校で習ったけれど名称しか覚えていませんでした。何故針葉樹が北国で群生しているのかなんて考えたことも有りませんでしたが、水を運ぶシステムの違いによるものだったんですね。被子植物の発達した導管(水の管)が凍ってしまう事で北方では生育が難しい。裸子植物は古いシステムで水をやり取りしている為(細胞一つ一つに受け渡しする)凍結の被害を受けにくいのであります。
    なんと素晴らしき植物の世界。
    草も花も木も皆違って見えてくる本です。通勤でふと見る草花にも優しい目を向けたくなる良書です。

  • 日本タンポポが減少しているのは、西洋タンポポのせいではなく、ヒトが都市化を進めたため、育つのに適した環境が失われたから。
    強者は現在の環境に適合した勝者であり、環境の安定を望む。雑草は強者の植物が生きにくい環境で全力で生きる弱者。
    雑草は踏まれたら無理して立ち上がらない。いかにして種子を作るかにエネルギーを使う。さらに、雑草は良い環境に置かれても手を抜かず全力で種子を作る。

  • 「雑草というのは踏まれても踏まれても立ち上がるイメージがあるが、実際は踏まれて立ち上がる無駄なことにエネルギーを使うよりも、踏まれながらどうやって種子を残そうか考える」と聞いてなるほど。
    変えてはいけないものが分かっている植物界の流儀を知ることができる一冊だった。

  • 植物の魅力がふんだんに。最後の雑草の所が強いメッセージを発しているが、全編を通して興味深い語り口だ。植物を通して、生物と生命の生き残り戦略も、活き活きと綴っている。

    ・昆虫は複数の脳を持っている。
    ・現在の陸上植物が緑色の葉を持っているのは、青色と赤色の光を光合成に用いる緑藻類が祖先だから。
    ・土は有機物からできている。そのため、地球に陸地ができたときに、陸地には土がまったくなかった。
    ・恐竜時代には、裸子植物だったため、花はない。植物が美しい花を咲かせるのは、昆虫を呼び寄せて受粉させるためだから。
    ・果実を食べて、植物の種子を最初に運んだのは、哺乳類だったと言われている。哺乳類はもともと昆虫食だったが、果実を食するものも出てきた。
    ・哺乳動物で唯一、赤色を見ることが出来のは、サルの仲間である霊長類の一部。
    ・木から草が進化した。
    ・ライムギの根は、620キロメートルもあった。毛根まで含めると地球の直径ほども。
    ・サボテンなどのCAM植物は、気温が低い夜に気孔を開き、二酸化炭素を取り入れ、昼は気孔を閉じて、光合成をする。
    ・雑草は逆境にこそ生きる道を選んだ植物。逆境に生きる知恵を進化させた植物。

  • 自分もしくは他人の生き方に疑問を持ったら読んで欲しい。この世の中に生き残っているものには、生き残るに足る合理的な生存戦略があるということを。人間も動物も植物も。もちろん、隣にいる仕事しない奴にも。

  • 毎晩寝る前にちょっとずつ読み進めてたら、すごい面白いのにすぐ寝落ちするから、中々読み進まず、あんな薄い本なのに半年以上かかった。

    すごくよくわかった。
    単子葉、双子葉とか植物の変遷とか、学生の時に無理やり単語覚えてたのが、一回読んだだけで、めっちゃ理解が深まった。

    強いものが生き延びるわけではないことも。

    植物ってすごい。

    稲垣さん好きになって積読が増えた。

  • 全自営業者必読の名著!全ての生物はナンバー1であり!オンリー1であり!極限のニッチに生きている!少なくとも今は(来年には絶滅してるかも、ナンバー2は絶滅する)!雑草魂とは踏まれても踏まれても無駄に立ち上がるような根性の事を指すのではない、むしろ踏まれないと困るような「変化」を起こす進化である。

    植物は、生物は、「変化してよいもの」と「変化してはいけないもの」を知っている。知らないものは全て絶滅した(ナンバー2は絶滅する)!

    安定した環境で圧倒的パワーを発揮する植物、他の誰もが寄り付かないような極限状況へ逃げ込んで「尚も」戦う植物、安定地帯では秒で負けてしまうが常に逆境と変化に晒されている限り無限に生き残る(つまり逆境に晒されていないと困る)植物。

    日が当たらない、やたらと暑い、水が足りない、風が強い、競争相手がやたらと多い、植物も常にストレスに晒されている。でもそのストレスとの向き合い方は「根性」ではない。

    弱いのは誰だ?強いのは誰だ?太陽に晒されるだけで感じる生きている実感とは?



    常にメインストリームのランキング1位(それは音楽チャートの1位か?pixivのデイリーランキングの1位か?Youtubeの閲覧数か?ツイートのバズか?)を狙わないといけないと思い込んでいるクリエイターも、この本を一度読んでしまえば、もう二度と私の「内閣総理大臣賞」なんて曲は聴く必要はないだろう。この本こそが全てを語っている。

    学生向けの生物学入門書、と書いてあるけれど、これぞ全年齢に通ずる正に「教育的」な一冊。フリーな生き方に迷った時の必読書。



    激ヤバ鬼マスト!

  • ととも良い内容だと思います。
    植物はなぜ動かないのか、それは動かなくてもいいから・・
    というところから、生命の進化・植物の進化、植物の
    生物学的仕組み。それぞれの植物の生命種的な戦略。
    (CSR戦略:競争・ストレス耐性・攪乱適応)
    がわかりやすくかかれてあります。そればかりか
    それらから導かれる、人類の哲学。処世術。啓発的な
    内容までが書かれてあります。

    自分の息子も、あまり強い方ではないのに、強さへの
    憧れか、不正や変化環境を受け入れられないようで
    それらによる苦しみや生きづらさがあるタイプ
    のようです。
    植物の変化対応力。ずらすということ。逃れること。
    耐性をつけること。。。これらを学んで身につけて
    くれたらいいなあと思います。読んでほしいと
    思いました。

    ナンバー1にならないと生き残れない。だからナンバー1に
    なれるようにオンリー1をめざす。という戦略は
    非常に示唆のあるものであると思います。

  • 〈本から〉
    イルカとクジラは、単に大きさが三メートルよりも小さい種類をイルカ、三メートルよりも大きのをクジラと呼んでいる。

    生物種は、「他の個体群と交配しない生殖的隔離機構があること」で区別

    植物は、別種とされていても、種間交雑して種子を作ることがある。

    植物は、人間が思う枠を超えて、子孫を残そうとする。そこには、何のルールもない。植物の生き方は、人間が思っているよりも、ずっと自由なのである。

    植物の体のつくりは基本パーツが集合したモジュール構造と呼ばれている。

    一つの細胞から、すべての器官をつくり上げることができるという植物の細胞の特徴は「全能性」と呼ばれている。

    緑藻類が緑色に見えるということは、緑色の光は吸収せずに反射しているということになる。つまり、緑以外の青色と赤色を吸収して光合成をしているのだ。光合成を行う上でもっとも効率が良いのは、青色と赤色の光である。そのため、光の当たる浅瀬に棲む緑藻類は青色と赤色の光を吸収しているのである。ちなみに、水は赤い色を吸収する。

    被子植物の激激な変化
    種子を作る種子植物には、「被子植物」と「裸子植物」とがある。裸子植物は「胚珠が剥き出しになっている」のに対して、被子植物は「胚珠が子房に包まれ、むき出しにっていない」

    現代でも過ぎやヒノキなどの裸子植物が、大量の花粉を撒き散らして、花粉症の原因として問題になるのは、裸子植物が風媒花だからである。

    植物は、木から草へと進化していった

    私たちの体の細胞には、自ら死ぬためのプログラムが組み込まれている。体の細胞数を一定に保つために、一定の細胞分裂を行うと死滅するようになっているのである。このような細胞死はアポトーシス(プログラムされた死)と呼ばれる。「死」は地球上に生まれた生命が創り出した発明品である。

    窒素は、植物の体を構成するタンパク質の原料であり、成長に不可欠

    イネ科植物は、葉が固い。イネ科植物は、葉を食べにくくするために、ケイ素で葉を固くしているのである。ケイ素はガラスの原料にもなるような固い物質だ。

    ウシだけではなく、ヤギやヒツジ、シカ、キリンなども反芻によって植物を消化する反芻動物である。
    ウマは胃を一つしか持たないが、発達した盲腸の中で、微生物が植物の繊維分を分解するようになっている。

    イネ科植物は、単子葉植物である。単子葉植物は、双子葉植物から進化を遂げた植物である。

    植物は「食べられること」を利用して成功してきたのである。

    植物の戦略は、Cタイプ(競争型)、Sタイプ(ストレス耐性型)、Rタイプ(撹乱適応型)の三つ
    生物の世界では、ナンバー1しか生きられないというのが鉄則
    「ガウゼの法則」
    「棲み分け」
    全ての生物がナンバー1
    生物のニッチ戦略
    たくさんの生物のニッチで埋め尽くされて「生物の多様性」と呼ばれる世界が作られている
    ニッチは小さい方が良い
    たくさんの生物がニッチを分け合うことができる

    弱者は変化を好む
    複雑な環境にチャンスは宿る

    「収斂進化」

    植物学の分野では、雑草は強い植物であるとはされていない。

    雑草をなくす方法
    実は、一つだけ雑草をなくす方法があると言われている。それは、あろうことか「雑草をとらないいこと」
    雑草は、草刈りや草取りなど逆境によって繁殖する。草取りをやめてしまえば、雑草だけではなく、さまざまな植物が生えてくる。そうなると、競争に弱い雑草は、立つ瀬がない。

    雑草は踏まれたら立ち上がらない

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著者プロフィール

稲垣 栄洋(いながき・ひでひろ):1968年静岡市生まれ。岡山大学大学院農学研究科修了。農学博士。専攻は雑草生態学。農林水産省、静岡県農林技術研究所等を経て、静岡大学大学院教授。農業研究に携わる傍ら、雑草や昆虫など身近な生き物に関する記述や講演を行っている。著書に、『身近な雑草の愉快な生きかた』『身近な野菜のなるほど観察録』『身近な虫たちの華麗な生きかた』『身近な野の草 日本のこころ』(ちくま文庫)、『植物はなぜ動かないのか』『雑草はなぜそこに生えているのか』『イネという不思議な植物』『はずれ者が進化をつくる』『ナマケモノは、なぜ怠けるのか』(ちくまプリマー新書)、『たたかう植物』(ちくま新書)など多数。

「2023年 『身近な植物の賢い生きかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

稲垣栄洋の作品

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