凍土二人行黒スープ付き (単行本)

著者 :
  • 筑摩書房
4.05
  • (14)
  • (15)
  • (7)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 207
感想 : 21
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480804655

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 独特の世界観。
    1年の大半が寒い星での
    出会いや愛。

    家の言葉を読む「イエヨミ」
    不思議な生き物。

    ひとつひとつ短い話だけれど
    すっと世界に入り込んでしまう、不思議な1冊

  • ことばがやさしくて、大好きな作品。

  • 表紙イラストと内容の空気感が完全に一致。
    初めての作者さんだったが、他の作品も読んでみたいと思った。

  • とても寒い星で *** / 徐華のわかれ *** / シールの素晴らしいアイデア *** / 銀河ボタン ***

  • 「家読み」の仕事をしているシガは、ある日、行くところがないというナガノに出会う。
    さみしいふたりの、ささやかであたたかな物語。(とても寒い星で)
    ほか3篇収録の短編連作。

    うつくしい本だと思った。お話も、キャラクターも、文章も、すべてが好み。
    ところどころに入る挿絵も、この本にしっくりきている。
    シガとナガノの関係性がいちばん好き。きれい。

    <収録作品>
    とても寒い星で/徐華のわかれ/シールの素晴らしいアイデア/銀河ボタン

  • 幻想文学なのかSFなのか、ジャンル分けにちょっと困る。
    色々な星をめぐる物語。

  • ふしぎな世界観。雪舟えまの作品はこういった感じのものが多い。『タラチネドリームマイン』よりだいぶ読みやすかった。

  • クローンのナガノがそう造られたからなのはわかるけど、いじらしさに切なくなる。

    家の声を聞く。そんな牧歌的とすら思えるような家読みという職業と、一方でクローンが存在して他星間を行き来できるようなテクノロジーのある世界観。

    「とても寒い星で」ナガノとシガ
    「徐華のわかれ」リョクとキン
    「シールの素晴らしいアイデア」サバとシール
    「銀河ボタン」ナガノとシガ

    装丁に釣られて読んでもみたのだけど、とても良かった。

  • 異世界ファンタジー。各地を巡りながら家の声を聞いて家主に伝える「家読み」を生業とする主人公。不思議な季節、食べ物、慣習など世界観が良い。何となく蟲師を思い出した。

全21件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

雪舟えま(ゆきふね・えま)
1974年札幌市生まれ。作家、歌人。著書に歌集『たんぽるぽる』『はーはー姫が彼女の王子たちに出逢うまで』、小説『タラチネ・ドリーム・マイン』『プラトニック・プラネッツ』『恋シタイヨウ系』『パラダイスィー8』ほか。2017年より男性カップル「緑と楯」シリーズの執筆をメインの活動としている。

「2018年 『BL古典セレクション① 竹取物語 伊勢物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

雪舟えまの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×