- Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480818157
感想・レビュー・書評
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むっっっずかしかったぁ……
かなり格闘しながらスローペースで読んだ。イマイチ把握しきれていない部分もあるけど、学生のうちにこの本を読めてよかったと思う。
図書館のリサイクル文庫から見つけたのは運命だった…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タレント本の類だった。良く見積もって学部学生のレポートレベル。読むんじゃなかった。
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うーーん。上野さんのことがもう少しわかるかと思ったけどそうでもないな。でも学生たちが真摯で、その講義の熱量みたいなのは伝わって来た。
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2019年4月26日読了。図書館で借りた。
テレビで遥洋子をさんざん見てきたので、読んでいても遥洋子が話しているように聞こえ、すごく読みにくかった。キーキー話すのにテンポ悪い感じ。しゃべりのプロではないからいいんだけど。タレントっていうけど何する人? とも思っている。
私がよく見ていた関西の番組のスタッフとかタレントってあんなにセクハラな非常識野郎たちやったということも知れた。そんなやつがマスコミにいてテレビの番組作ってたんかと。今はないと信じたいけど。わからないなぁ。
で、文章もテンポ悪く感じ、なかなか読みすすめられなかった。
ジェンダー論の勉強を、と思ったらもう直接上野さんの著書を読んだ方がいいかも。私は芸能人っていうのが端々に出てきて鼻につく。一度読んで見たかった本だけど、一度読んだら充分。
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社会学
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物事多面的に捉えるために、沢山の書物を読み
回答が一つではないことを知っていくのだ -
請求記号:E/914.6/H34
選書コメント:
学ぶということについての姿勢を知ることができます。文章もわかりやすく一気に読み終えることができます。
(環境創造学部環境創造学科 鶴田 佳史 准教授) -
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https://opc.kinjo-u.ac.jp/ -
フェミニストっていつも怒ってるイメージがあって、ジェンダー論とかとても興味あるのだけど、それを知ってしまうと世の中の男すべてに怒りをぶつけてしまうんじゃないか、知らないほうが生きやすいんじゃないかななんて自己完結してた。でもそれは杞憂だった。
知識があれば意味もなく怒らなくてすむし、本質がわかれば理不尽な言葉をぶつけられても、パンチをくらわすことができる。まさにケンカを学ぶ本。面白かった。 -
大学生の一人として耳が痛かった。
学者は喧嘩する人間たちなのだというのはたしかにそうなのだろう。学問を真面目にやっているサークルの奴らを見て、なんでこいつら喧嘩ばっかりしてるんだろうなとずっと思っていた。それは彼らの(稚拙な部分もありながらの)学問だったんだな。
あとは、実生活に活かすための学問、という話。
長くなるので結論から言うと、誰にでも学問の恩恵を受けるだけの能力があるのだから、学問はもっと大学の外に出てその有用性を喧伝するべきだ、ということである。
臨床心理学をかじる人間として、研究・実践・専門活動を繰り返すことで臨床心理学は発展する、という話を聞かされてきた。
知を大学内だけに留めておくということは、社会にとっても学問そのものにとっても大きな損失だろう。だが、それが社会学や他の分野についても言えることだということに気付かされたのがかなり衝撃だった。
私は社会学を真面目に勉強しているわけではない(言葉の定義の曖昧さに耐えられなくて、論文が読めなかったのだ)。それでも、ジェンダーに興味があったがために構築主義やら脱構築やらという考え方のフレームは一通り学んだことがある。そのフレームを日常的に考える際に使い続けることで、確かに私は多様な価値観を容れる余裕を持ち、そこそこ客観的な視点を保ってきた。だが、全く気づいていなかったのだ。自分が、学問で得たフレームを活用しているということに。
学問をして得られるいちばん大切なことは、「自分が何をしているかについて認識し、かつ自らを制御することが可能になること」ではないかと思う。
心理学だろうが社会学だろうが何だろうが、ただひたすら自らに埋没する人間に学問はできない。
批判的であれ。
前例を疑え。
進歩せよ。
そして、自らが何を知り、何を知らないかを把握せよ。
それが学問であり、そこから学べるフレームだ。
だが、これが使われるのは学問においてだけではない。
前に進もうとする人間が必要とするものだ。
私がこのフレームをどこで得たのかも忘れながら、毎日の生活でこれを使い続けていたように、日々を生きる人間である限り、考え方のフレームは間違いなく必要になる。
誰にでも学問は活用できる。そして、活用することで新しい価値観を得、自らの意識をより高次のフェーズへと進めることができる。
だからこそ、学問は大学に篭っていてはいけない。外に出て、その有用性を示さなきゃいけない。温室で喧嘩しているだけじゃ、学問は本当にはわかってもらえない。
私たちは、ここから出て行かないといけない
と、考えさせられた本でした。