笑う住宅

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480853233

感想・レビュー・書評

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  • 1980年代中期のエッセイですが、現代にも通じることが結構書いてあったかなと。

    著者はゼネコン主体の通販カタログ的住宅にNOを突き付ける一方、そうでない家を手に入れたいなら自分なりの家への想いとビジョンを明確にすべきと言っていて、確かにそうだなと思った。

    「土地」の問題はさておきですが、自分で家を作りたい場合、自分好みの建材をとにかく一通り100万+αレベルで購入、そうしたらもう建てるしかなくなるし、そこでおのずと自分が目指す完成ビジョンが見えてくる、その第一歩を踏み出すことこそ重要とあって、なるほどって思った。

    自分の理想の家
    ・東京じゃなくてよい
    ・山、川、森、自然に恵まれてる
    ・土地がめっちゃ安い
    ・トトロの家が理想
    ・家の横に小川があって野菜が冷やせる
    ・近くに綺麗くて泳げる川がある
    ・災害に強い
    ・山1つ欲しい
    ・1からつくるならコルゲートパイプで骨組みを形成
    ・狭くない
    ・日当たりが良い
    ・日光をできるだけ取り込めて風通しが良い構造
    ざっくり考えてこんなところでしょうか、理想は人それぞれでしょう(笑)

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著者プロフィール

1944年生まれ。建築家。早稲田大学理工学部建築学科卒業、同大学院修了。早稲田大学理工学部名誉教授。1985年「伊豆の長八美術館」で第10回吉田五十八賞、1995年「リアス・アーク美術館」で日本建築学会賞、1996年「ヴェネチア・ビエンナーレ建築展」で金獅子賞ほか受賞。主な作品に「幻庵」、「世田谷村」、「ひろしまハウス」など。主な著書に『笑う住宅』(筑摩書房)、『住宅道楽』(講談社)、『生きのびるための建築』(NTT出版)ほか。中里和人との共著に『セルフビルドの世界』(筑摩書房)がある。

「2023年 『原視紀行 地相と浄土と女たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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