- Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480864093
作品紹介・あらすじ
力を引き出すのがうまいとか、あの人といると伸びると言わせる人たちは何が違うんだろう。働き方研究家の著者がワークショップやファシリテーションの世界を訪ね歩いた、「かかわり方」の探険報告書。
感想・レビュー・書評
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そっか、コミュニケーションって、出会った人と探検することなんだ。
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ファシリテーターへのインタビュー本です。
その中の、伊勢達郎さんの言葉が、私のchangeのきっかけで、とても大好きな考え方です。「引き出す」より「あふれだす」
きりちゃん -
最近の「学ぶ」とか「教える」とかの関連本の中でももっとも、ぐっときた本です。
実用にそくした本ではないかもしれませんが、なぜ人は学ぶのか?どのようにして人を学びへと導くのか?・・・ということについてたくさんのヒントを得られるはずです。
答えを想定したワークショップはレクチャーであって「ほんとうの」ワークショップではないのではないか?・・・など、自分にとってもたくさんの問題提起を与えてくれた本でした。
世阿弥の「風姿花伝」が、ふと読みたくなります。そして、なぜ秘本であったのか?・・・その理由を改めて再考したくなる本です。 -
「力を引き出すのがうまいとか、あの人といると伸びると言わせる人たちは何が違うんだろう? 働き方研究家が、ワークショップやファシリテーションの世界を訪ね歩く。「補稿西原由記子さんの言葉」を追加。」
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10年ぶり位に再読して、こんなに良い本だったのかと思いました。自分も人を育てるようになって、自分のかかわり方次第でその人が伸びるかどうかが変わってしまうという立場になり、初めてわかることがある。
・生きてゆく上で最もかけがえのない感覚は“初々しさ”
・気づきは本人のもの
・パーソン・センタード・アプローチ…心理学者のカール・ロジャースが提示した、対人関与の姿勢や態度を指す言葉。「共感」「無条件の肯定的尊重」「自己一致」という三つの条件が手がかり。 -
ファシリテーションは状況による…depends on、予定調和な解答に集約されていくことは違う、子どもの力を引き出すための後出しジャンケンのようなもの、、、かかわり方の学び方、でした。
全てを教えるのではなくて、大事なことを体得して、共感して、エールを送って、フォローのやり取りをして、肯定して…どう関わるかが大事というのは、人の成長に実になっていくとういことに共感しました。
4年前も読んでいたのに、その時はあまり引っかかってなかったので、本と出会うタイミングも改めて感じました。 -
”『自分の仕事をつくる』の西村佳哲さんの新著。ファシリテーションを今後本格的に学ぶための方向性として、カール・ロジャース氏のパーソン・センタード・アプローチをまずとっかかりにしようと決めた。
<目的>
今後の自身の成長のためにファシリテーションをどう学ぶかを決める
<質問>
・ファシリテーションは師につくことで学べるのか?どんな師につく?
→カール・ロジャース氏、西村佳哲さん、これからかかわる全ての人
・「きっかけとなる」触媒としての生き方にそぐうファシリテーションとはどんなもの?
→「場」の立ち上げ、デザイン、ホールド、プロセス
かかわり合い(双方、与え合う、有機的)
<マインドマップ>(関連リンク参照)
(キーワード抜粋)
・パーソン・センタード・アプローチ
カール・ロジャースのあり方(共感、無条件の信頼、自己一致)クライアント中心
・中野民夫さんのファシリテーター10箇条
・西村佳哲さんの感知する力(眼差し、感受性の質)
・西原由記子さんの befriending (横並び、近づく、一緒にいる)
・関口怜子さんの「教えなくていい」
・野村誠さんの「どうしましょうかね?」
・木村秋則さんの「知りつづけてゆく」(not 知っている)
・西田真哉さんの「自己同一性」” -
あ
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まるで 小学生の教科書を思わせる優しいタイトルに惹かれた。
自身の今迄の他人との関り方に疑問符?が付いたとき ブックオフでたまたま見つけて手に取った本。
コミュニケーションの技術上達法や上手な人の考え方を学ぶ本は星の数ほどあるが、この本は それらとは別次元だと思っている。
現在、2往復目に入っているが とってもわかりづらい。
いや、文章自体はとってもシンプルで かつ対話形式で取り上げているため めちゃくちゃ読みやすい。
なのに、どーしてわかりづらいかと言えば 筆者が対話するファシリテーターの言葉の一つ一つがとても心が籠もっていて言葉が浅くないからだと思う。
魂が乗っている言霊 とは言い過ぎだろうか?
自身が そこまで相手の事を考えず 自分への満足のために言葉を出していたんだなぁと思ったから、そこまで思えるのだろうか
いずれにせよ、筆者の観察力や言葉の選び方には感動する。
筆者は読者に 理解は求めていないと思う。「自分で考える」を求めているように感じられる。
この本を読んだあと、月焼き場の技術を 偶然にも巡り会えた他人に それも貴重な時間に披露するのは 礼儀がよろしくないと思った。
コミュニケーションの技術を一気に覚えるのではなく、まず この本を読んで 上手な人の「まなび方」から一度 考え直すのも悪くないと思う。遠回りのように見えるけど、、、。