- Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
- / ISBN・EAN: 9784484101149
作品紹介・あらすじ
力のあるスピーチは聞き手の思考に火をつける!人々の心を鼓舞し、社会に大きな影響を与えた名演説家たちのテクニック。
感想・レビュー・書評
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スピーチ・プレゼンの実例を集めた本です。
結局何が言いたいかというと、スピーチ・プレゼンをするのに一番大事なのは「準備」だということです。
よっぽど稀有な才能を持っている人以外は、何の下準備もせずにスピーチ・プレゼンに臨んではいけないという事を繰り返し筆者は述べています。
スピーチ・プレゼンの上手な人は、非常に多くの時間をその準備に割いているのが普通です。あまり準備をしていないように見えても、それはただの演出であって、準備無しには優れたスピーチ・プレゼンはありえないというのが筆者の考えです。
まあ当然そうでしょうね。
あとは、演説のテクニック的な話も多少触れられています。
「三の法則」とかですね。
そして、読み始めてから気付いたのですが、本書で紹介されている人物の中に日本人はほとんどいません。小泉純一郎がかろうじて掲載されているくらいです。日本人がうまい下手とかそういう話ではないんです。
僕が言いたいのは、これ日本語で読んでもわからない本なんじゃねーかってことです笑
例文を出されますが、やはり日本語訳がなされた文を読んでも、原文でその文章を読んだときとは受ける印象が全く違うでしょうし、優れている点がわかりづらい部分もあります。
まあ、世界には色んな人がいて、色んなスピーチがあるんだなということを教えてくれる一冊です笑詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
shiro
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スピーチの天才の中日本人として、小泉純一郎が載っていた。
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偉大なスピーチを集めた一冊。
テクニックについてはそこまで目新しいものはなかった。
でも、この世の中には見習うべきスピーチが沢山ある。
過去の偉人たちに興味を持つ本としてはいいと思う。 -
未読了。スピーチが2行程度の抜粋のため、スピーチの効果を説明されてもちっともわからないことあり。それでもスピーカーのバックグラウンドや他の演説にも触れられており、なんとなくつかめる。量が多いため、好きな文は結構見つかる。
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2013年34冊目。
世界中の100人のスピーチ一部を抜粋し、そのエッセンスを検討していく本。
しかし、以下の2点で読み応えはあまりなかった。
■「入念な準備を怠らない」「情熱を持って話す」など、当たり前過ぎるエッセンスが多く、繰り返されていたこと。
■スピーチ全体のごく一部しか抜粋されていない上、スピーチが行われた背景に関する説明も少ないため、当事者意識が生まれず、心に響くものが少なかった。
人数を絞って、一つひとつのスピーチをもっと詳しく扱っていれば良書になったのでは。 -
聞き手の思考に火をつける、のがスピーチだそう、まさに、のサンプルと明確なインサイト解説。読み甲斐大!
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ノウハウ本ではなくスピーチそのものを見せるという主旨が良い。
英語くらいしかわからないだろうが原語でも味わいたい。
日本人のエントリーが小泉元首相一人だけというのは色々感慨深い。 -
著名人のスピーチを例題にして、聴衆のこころに響くような言い回しやスキルを説明している本。
主に政治家によるスピーチが多い気がする。
さらに、その歴史的背景の説明も多いので、歴史の勉強プラススピーチによる影響の解説のような本だ。
スピーチを勉強するためには、別のノウハウ本の方がいい気がするが、偉人のスピーチを自分のスピーチに盛り込んで説得力をましたい人にはいいと思う。