旅するウナギ: 1億年の時空をこえて

  • 東海大学
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784486019077

感想・レビュー・書評

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  • 面白かったです。
    ウナギの卵が受精して1.5日で孵化してしまうとか塩分濃度で産卵場所を決めているとか幼生が笹の葉のような形をしているとか知らないことばかりで勉強になりました。
    それにしてもウナギ梯子の設置とかヨーロッパはやはり進んでいるな、と思いました。釣りも好き勝手に釣って良いわけではなく禁猟期間があり、魚の種類によって何センチ未満のものは離してあげるというルールがある。だからこそヨーロッパの自然は守られてきたのだろうなあ。対する日本は…まだまだ遅れているよなあと思います。いっぱしの先進国の顔はしていますが文化レベルでは本当にまだまだ同じ土俵にも上がっていないのでしょうね。

  • 人文・社会・自然科学から見るウナギ。教養課程の区分みたいです。自然科学の分野では時間をかけてなお謎が多いうなぎですが、人文科学でみるウナギは浮世絵から帯留めなどの工芸品まで食べるだけでなく、描くにも模型をつくるにも昔からみんなウナギが大好きなことが分かります。

  • 朝日 2011/9/25

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著者プロフィール

東京大学大学院農学生命科学研究科助教。

「2016年 『見る目が変わる博物館の楽しみ方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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