- Amazon.co.jp ・本 (93ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488010508
感想・レビュー・書評
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シーラッハ作品は、「犯罪」しか読んでいなかったので、本作が2作目になります。
が。
大分前に読んだから、詳細覚えてません←
この本を読んでる時に浦沢直樹のMONSTERに出てきた絵本を思い出した、ってことを思い出しました←←
クリスマスには殺人事件が増えるっていうフレーズ、クリスティ作品に無かったっけか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ちょっとミステリアスな短編が三つ。イラストの雰囲気が合っている。
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小粋な短編集、どれも悲劇。
コリーニ事件とのつながりが見えるのがテンション上がる。 -
初シーラッハです。殺人犯たちの殺人にたどり着くまでのエピソードやその背景が淡々と描かれています。まるで、モノクロの短編映画を見るように、自然と映像が浮かび上がってきました。挿絵もすばらしい。物語を盛り上げる重要な要素になっています。
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★3.5
全3編が収録された短編集。相変わらず無駄のない文章で、どんな事件が起こっても良い意味で淡々と読み進められる。中でも印象的だったのは、表題作「カールの降誕祭」。絵画への興味を母親に踏み躙られ、代わりとなる数学の世界を見付けたものの、その世界の無限を見た時に悲劇が起こる。そして、カールが鏡文字に認めた言葉の余韻が、恐ろしくも素晴らしい。表紙を始め、タダジュンの挿絵も印象的で、シーラッハの世界観にピッタリ。なお、「パン屋の主人」は『コリーニ事件』のスピンオフ作品らしいので、そちらの方も読んでみたい。 -
めちゃ考えさせられる内容。
ただもう少し膨らましてほしいかな。 -
シーラッハの作品は初めて読んだ。罪とは何か?罪悪とは何か?シンプルな言葉で、考えさせられる。
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短編集。犯罪小説。ミステリ。サスペンス。
ジャンル分けが難しい。精神崩壊小説とでも言いたい。
『犯罪』でも非常に特徴的だった、極めてシンプルな文章が心地よい。
奇妙な絵も含めて、読んでいる人の精神にまで影響を与えるかもしれない作品。