緋色の楽譜 下

  • 東京創元社
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488013387

感想・レビュー・書評

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  • おもしろかった!
    でももうちょっと最後に迫力がほしかったかも……

    そして謎を完全には理解できてない(汗

  • 最後やっつけでは… もっと続いてほしかった。『暁の円卓』には負ける。

  • 図書館の本

    内容(「BOOK」データベースより)
    暴漢に襲われたサラを助けたのは、かつてサラのストーカーとして捕まった男ヤーニンだった。彼によると、リストの楽譜を狙ったのはファルベンラウシャーという秘密結社で、大昔から“力の音”で人々を操ってきたという。彼らは聖堂騎士団、フリーメイソンなどを利用し、聖書の時代から“力の音”を守ってきたのだ。リストが何処かに隠した“緋色の楽譜”こそ彼らが探し求めるもの。サラはヤーニンと共にリストの詩を手掛かりに“緋色の楽譜”を追うが…。パリ、ワイマール、コペンハーゲン、アムステルダム…そしてローマ。ヨーロッパ全土を股にかけた、万華鏡のようにきらびやかなミステリ。

    緋色の楽譜が何を指し示すのかがわかってかなりの納得の作品となりました。
    ローマ法王の去就を絡めて描かれた下巻はかなり面白いものでした。
    ラルフ・イーザウのほかの作品も読んでみたくなりました。

    Die Dunklen by Ralf Isau

  • 久しぶりのイーザウの新作は失われたリストの楽譜と共感覚を持つ天才ピアニストを巡るサスペンスミステリ。ブラウンの「天使と悪魔」っぽいです。バチカンの教皇選挙(コンクラーベ)も絡んでくるし。イーザウは相変わらず異能者をテーマにするのが好きらしい。

    リストの子孫とされる天才ピアニストのサラは、発見されたリストの楽曲のコンサートで、その共感覚「色聴」をして、不思議なメッセージを宙に読み取る。そのメッセージは母の形見と同じ紋章で、失われたリストの楽譜人の心を音楽によって催眠状態にし導く音の武器、「緋色の楽譜」への道標。その日を境にサラは命を狙われることになる、というあらすじ。リストが秘密結社の一員だったり、リストの交友関係からメッセージの謎をっ読み解いたり、とかなり盛り沢山な内容。ハリウッドが既に映画化の権利を交渉してそうな感じです。いっそしてほしい。多分面白い。

    ちょうどO・サックスの「音楽嗜好症」を読了したところだったので、その意味では分かりやすくてよかった。

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