- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488019426
作品紹介・あらすじ
新人マジド選びは難航をきわめた。候補者を一カ所に集めたのはいいが、そこはなんとファンタジーの大会のまっただなか。おまけに候補者たちはみな、ひと癖もふた癖もある人物ばかりだ。一方、コリフォニック帝国の皇位継承者探しも一筋縄ではいかない。やっと居場所を突き止めたと思いきや、とたんに邪魔がはいる始末。幽霊となったスタンの助けを借りて奮闘するルパート。鍵をにぎるのはマジドの極秘事項のひとつ"バビロン"。英国の童謡「バビロンまでは何マイル」の唄にのせて贈る、にぎやかなファンタジー。
感想・レビュー・書評
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やはりウィン・ジョーンズは独特。
翻訳のせいもあるのかもしれないけれど、ちょっと複雑で、なかなか進まないような、でも合間合間にえ?と思うような描写がいきなり挟まれたり。そして、恋愛のドキドキとかもあっさりと。
そういうのを全部ひっくるめて、彼女の作品は大好きだ。深いなあ、といつも思う。単純明快ではないのは、彼女の中にあるその世界が広くて、詳しく語ろうとしたら、すごい分量になってしまうからではないか、と感じてしまうぐらい。
もう新作が読めない悲しさを、せめて既刊を何回も読み直すことで埋めようと思ってる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ああー面白かったあーーーーんごろんごろんごろん
この作者の作品はキャラクターが本当に素敵で、鼻息がついつい荒くなってしまう。
しばらく転がって生活します。 -
いやーニックとロブの身勝手なティーンエイジャーぶりは最高だ。もちろんそこを乗り越えていく様子も。
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悪人のたくらみによって分割されしまったマリーを救うためルパートたちは大がかりな魔法を発動させることにした。
変人たちが集まっているSF大会の喧噪とさなかてんやわんやの戦いの火蓋が今切って落とされた。
(2006年09月10日読了) -
めちゃくちゃおもしろかった。
バビロンの道中でいったい3人に何があったのか
ルパートとマリーのハッピーエンドがよかった
それにニック好きだー
何考えているかまったくわからなくて
周りのことを利用するのにまったく罪悪感も覚えないやつだけど
それは母親からの支配を逃れるために身に着けた方法で
ちゃんとマリーのことを大事に思っていてよかった
たぶんニックは自力でマジドになるんだろうな -
新人マジド選びは難航をきわめた。候補者を一カ所に集めたのはいいが、そこはなんとファンタジーの大会のまっただなか。おまけに候補者たちはみな、ひと癖もふた癖もある人物ばかりだ。一方、コリフォニック帝国の皇位継承者探しも一筋縄ではいかない。やっと居場所を突き止めたと思いきや、とたんに邪魔がはいる始末。幽霊となったスタンの助けを借りて奮闘するルパート。鍵をにぎるのはマジドの極秘事項のひとつ“バビロン”。英国の童謡「バビロンまでは何マイル」の唄にのせて贈る、にぎやかなファンタジー。
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「花の魔法~」以外に、この世界のお話ってないのかなぁ
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1997 Deep secret