- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488025342
感想・レビュー・書評
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北森鴻さんの遺作。
短編が繋がっている。
音響技師だった義兄が航空事故で死亡した。
彼は音のメッセージを残していた。
そのメッセージは解くべく、主人公は奔走する。
最後のほうはごちゃごちゃしているのと、展開がはっきりしないので、消化不良な感じ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自分に遺された音の謎を追いながら、行く先々で隠された犯罪を見つけ、でも暴くでもなく謎の答えを探し続ける。
最後はふわんと突き放されたように終わってしまうけど、それもこの作者とのお別れだと思えば納得するしかない。
合掌。 -
北森さんの遺作、もう見れないと思うと…
この作品は、幻想系ですがラストが微妙かも。 -
2010.04.18 朝日新聞に紹介されました。
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著者の作品がもう増えないと思うと残念です。
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北森さんの作品がもう読めないなんて‥
しばらく読まずに取っておこうかとも思ったけど、そんなことしても意味ないんで読みました
こっ、これが遺作になっちゃうのかぁ‥
なんか色々悲しいなぁ -
はからずも遺作となってしまった本作。今回は「音」にまつわる連作ミステリです。登場する数々の音風景、聴いてみたいです。
個々の短編としても良いけれど、全編を貫く謎の真相には驚愕。まさかそういうこととは予想もしませんでした。この結末には、かなりぞくりとさせられてしまいましたよ。
短編としてのお気に入りは、「祭りの準備」。これもなかなかに怖い話ではありますが。心にやましいところのある人には、実に効くでしょうね。そしてその裏にあんなことが隠されていただなんて。 -
著者の遺作ではあるが、はっきり言って、「う~む」という感じ。
惜しい人だけに、最後がそれか。。。
期待していただけに、複数の意味で残念。 -
これが遺作だなんて…。めそめそ。
録音された風景の音と、ふたりの「うさぎ」を巡る物語。この謎にきりきりする感じがたまりません。ラストまで気が抜けない。