- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488027100
作品紹介・あらすじ
僕、宮野隆也が通うさいたま工科大学附属高校の選抜クラスに、転入生としてやってきたのは二足歩行のロボットだった。これは病気のため学校に来られない一ノ瀬梨香という少女を、遠隔操作で動くロボットを通じて登校させる実験だという。僕たちは戸惑いつつも"彼女"の存在を受け入れ、実験は順調なすべりだしを見せたが、小さな疑念がクラスに不協和音をもたらし、悲劇は起こった。近未来を舞台にした、学園ミステリ。
感想・レビュー・書評
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近未来学園ミステリ。ロボットの転校生というアイディアは面白いです。殺人事件が起こってしまうのですが、納得できる動機がないままにお話が進み、終わってしまいます。消化不良感が残りました。
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近未来の工学系高校。遠隔操作のロボットを通して、転校生として入ってきた女の子。彼女の回りで事件が起こる。
そんな理由で殺すの?と思うけれど、そこは石持作品なので仕方ないか。
真相解明の場面もなんとなく淡々としていて、犯人を追いつめる感じはあまりしない。
それも含め、なんとなく全体的に起伏が少ないような印象がするのは、なんでだろう。ロボット転校生という非日常や、事件まで起こるのに。
そんな感じで、個人的には少し読みごたえが足りないように思えた。
希望の感じられるエンディングはよかった。 -
遠隔操作で動くロボット、という設定が光る学園ミステリ。ディスカッションを重ねて真相に迫っていくスタイルは動きは無いものの非常にロジカルで面白い。やや感情的な部分が足を引っ張るが、高校生という心情を含めれば納得はする。情感が説明的で青春要素がやや薄く、SFも設定の域は出ていないが、コンパクトに纏められた良作。少し動機の面が物足りなかったが、探偵役をボカしつつ、論理的に解決を導き出したのは良かった。ラストの読後感もいい。
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身代わりロボの正体については、「身代わり」だけに、正体の候補が限定的になるので気にならなかった。正体も予想の範囲内だったし。
ミスリードして逸らして欲しかった。
現実に起きている殺人事件の動機に比べれば、動機としてマシだと思える。
ラストのヒロインの行動は予想できなかったが、なるほどそれもアリかと。 -
なんと言っても「リアルチョロQ」が…どうやって動かすんだ?やっぱり一度後ろに引っ張ってからスタート?
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07/15/2016 読了。
図書館から。
文庫版の表紙の意味が分かった。 -
No.864
ロボットをリモートコントロールして学校生活を送るのは面白い。
殺人事件が起こる動機が理解できなかった。 -
動機が弱い。