少年になり、本を買うのだ 桜庭一樹読書日記 (創元ライブラリ) (創元ライブラリ L さ 1-1)
- 東京創元社 (2009年8月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488070649
感想・レビュー・書評
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桜庭 一樹という名前で、なぜか、マッチョな男を想像していました。
最初、目に入った本は、「私の男」でした。なんとなく、おもしろそうだ。
あと、兄の本棚にあったり、女ならしという話を聞いたり、「私の男」がおもしろそうだということで買ってみました。
そして、なぜか、1番最初に読み出すのが、コレだという……。
読書家の読書日記です。
わたしは、本読む人は好きです。その人が小説読みだというだけで、結構信頼してしまう。
読書家は、ミステリー読みが多いみたいですね。
桜庭 一樹も、新井 素子も、ミステリー読みで、本の趣味は、全然ちがうのですが、でも、本について熱く語っているところは、とっても素敵です。
今の職業は、わたしのコーリングだと思っていますので、「一定の役割を果たしたのでやめたい」とかまったく思ったことはなくて、できれば一生続けていきたいと思っているのですが、今の仕事をしていなかったら、好きな本を読むだけの仕事をしたかったです…。
評論家?いや、そんなたいそうなアウトプットもできないので、読むだけの仕事……。
そんな仕事は、ない(笑)
というか、それはすでに、仕事じゃないですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
再読。こんな風にもりもり本を読みたい。
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これから読みたい本リストを書くのが大変だー。
海外ミステリ読みたくなってきた。 -
私は当分この人の小説は読まないと思うけど、これはすごく魅力的な、読書する人の日記。
床に届いた本を並べて、読まずにうっとりしている(きらきらしている、だったかな)というくだりがあって、うわあわかるー、と思わずページの耳を折った。そう、読書はうっとりできらきらなんだよなー。 -
新世代の直木賞作家として名高い桜庭一樹女史の、約一年におよぶ読書生活を中心としたWeb連載日記
(ただし、直木賞受賞作はこの時期まだ雑誌連載中)。
読んで頂ければお分かりになりますが、とにかくこの桜庭一樹という作家の(偏った)バイタリティの高さときたら…圧巻の一言。
とにかく読む。空腹時に飯を貪り食うように本を読む。年間読書量が300冊を超える生活って一体どんなだ…と思っていたら、この本にあっさり答えが見つかりました。
そして加えて、(本来の意味で)よく食うし、よく飲む。本を読む話題の次に、飯を食い酒を飲む話が多いのなんの。“食”と“書”という異なった方法でたっぷりの栄養とカロリーを吸収し、それを思い切りノートパソコンの液晶画面に吐き出すように物語を創作する。こんな生活を少女の頃から続けてきたら、そりゃ作家にもなるよなぁと、読後に半ば呆れ気味になること必至。
極めて男性的で野生的で本能的な、エネルギーに満ちた振る舞いをしているかと思えば、繊細な感受性を持った、信じられないくらい“乙女”な部分を見せてつけてくれる(このギャップがまたたまらない)、抱腹絶倒のエッセイ。
あー、早く続きが読みたい。 -
読んで読んで読みまくる桜庭一樹さんの読書日記。単行本でも読んだけど、リスト確保のために購入。桜庭さんの日常生活も面白いし(特にお母さんとK島さん)、読んでると読書欲をそそります。
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直木賞受賞作家・桜庭一樹の日常とそれに伴う読書の遍歴を追ったのが本書。ネットを開けばすぐ見れるサイトがあるのにわざわざ買ってしまった。
正直、直木賞を受賞した作品を読んでいないので、桜庭一樹のスキルについてはいまいちよくわからないけど、この読書量は凄い。これだけ本を読んでいる人がつまらない話を書くわけがないとおもわされた。ついでに人気作家の仕事風景も描写されていて楽しい。 -
本の好みはまったく合わない〜。わたしは幻想とか奇妙な話とかがものすごく苦手なので。最初の引用部分を読んでも、こんなの読みたくないーと思うのばっかり(笑)。それでも! 日記部分がすごくおもしろいんだなー。つねに日常に本があって本を読んで生きてる本さえ読めればいい、みたいな感じがすごく好き。桜庭さんのおちゃめなかわいらしい雰囲気がうかがえるのもいいし。続編も買うかどうか迷う〜。
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ものすごい読書量、読書の幅の広さに圧倒された。海外作品は私はあまり読まないんだけども、この本を読むと読んでみたくなる。
これだけ本を読める生活が羨ましい。。。