アクロイド殺害事件 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M ク 2-1)
- 東京創元社 (2004年3月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (425ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488105433
作品紹介・あらすじ
睡眠薬の飲み過ぎで死んだフェラーズ夫人。自殺なのかそれとも?続いて村の名士アクロイド氏が刺殺された。犯人の正体は?シェパード医師が事件とその捜査状況を克明に記録しようとしたが…。ミステリの女王アガサ・クリスティの代表作で、その独創的なトリックにより、世界の推理小説中五指に入る古典的傑作。トリックをめぐる論争が現在に至るも尽きることのない問題作。
感想・レビュー・書評
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登場人物たちの秘密がどんどん明かされていくところが面白かった。途中、犯人の予想がついたが、それでも読みすすめてしまう。
読み終わってすぐに、最初から読みなおしたくなった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ミステリーの手法として、好みが分かれるこのトリック。
どう掘り下げるか、なぜそうなったか。
奇を衒うだけで、このトリックは現在では使われがちだと感じることがある。
そうじゃないと思わせるだけの作り込みがすごいと感じて、割と影響を受けた作品。
やりすぎない、ちゃんと意味のあるトリック。-
容疑者Xの献身のレビューつけて下さいよ。ここは、アクロイド殺しです(笑)。申し訳ない。東野さんの手紙?でしたか。お兄さんがムショに入って苦労...容疑者Xの献身のレビューつけて下さいよ。ここは、アクロイド殺しです(笑)。申し訳ない。東野さんの手紙?でしたか。お兄さんがムショに入って苦労する弟の話。本当に、ダメだった…。2023/03/22
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2023/03/22
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2023/03/22
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何年も前に読んだ「オリエント急行」でアガサさんすごい…と感動したのにもかかわらず、それ以降他の著書を読んでいなかったことに気がつき、図書館で借りた。
なんというか、本当にすごい。
ポワロ(自分が読んだ古い角川文庫の本はポワロ表記だった)の推理は文字通り目が離せなかったし、アガサ・クリスティの文章の書き方は情景がありありと頭に浮かび、結末はまさかそんな…!というどんでん返し。
ホームズも面白いけど、ポワロも素晴らしい。
アガサさんカッコいい…!(ポワロじゃないのか)
ところでてっきり「アクロイド」がポワロの初登場作品だと思っていたのだが、調べたら「スタイルズ荘」だったので、今度はこれを借りようと思う。 -
初めて読んだ、アガサクリスティーの作品でした。
登場人物が多く難しい印象ですが、
本当に面白くてのめり込み、その日に読み終わりました。
この小説以前に読んだミステリーでは考えられない結末に、本当に驚いたことを覚えています。
おすすめです!! -
叙述トリック大好きなので最後まで飽きることなく読了。
最後に登場人物全員が同じ部屋に集められて、探偵が犯人当てをする王道ミステリー小説の醍醐味シーンがちゃんとあってよかった!
あのシーンはミステリー小説でしか味わえない高揚感があるし、それを味わうために最後まで読むみたいなとこある。
なんとなく途中で犯人に目星がついてしまったけれど、それでもトリックが明かされてから一度ページを戻って読み見返すと所々に伏線が張られていることに気づいて細部まで工夫が施されていて感動した。
アガサクリスティは日本版のスペシャルドラマを幾つか見たことがあったけれど小説で読むのは初めてだった。
ドラマは最高に面白かったから最後まで自分を楽しませてくれるだろうという絶対的信頼があったし、その点ちゃんと裏切られなかった!
アガサクリスティの他の名作も読みたい -
・感想
3作目のクリスティ。
最初の作者のコメントでこの本のトリックが分かってしまったし、あらゆるところでこの本が例えに出されるはずだと納得した。
100年前にこのトリックは新鮮だっただろうしだからこその賛否両論だったのは理解できる。
私はこの手のミステリー結構好き。 -
面白かった、何回も読み返したくなる
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犯人は意外な人物であった