- Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488115081
作品紹介・あらすじ
私立探偵を営む、海兵隊あがりの元警官ジョー・パイクは、銀行の帰りに窓口の女性イザベルの誘拐現場を目撃、彼女を救い、二人組の犯人を警察に引き渡した。ところが一件落着と安心したのも束の間、犯人が保釈されてしまった。それを知ったイザベルは、また狙われるのではないかと怯え、パイクの電話にメッセージを残し失踪する。だが、二人組は保釈直後に殺害されていた。パイクはイザベルの行方を追うが……。人気シリーズ最新刊。
感想・レビュー・書評
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コールもパイクも最高!このカラッと爽快な読後感こたえられない。
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『指名手配』に続くコール&パイクシリーズ
今回の主役はパイク。
今回、商売としての「依頼人」はいない。
銀行員と顧客の、偶然のめぐりあわせから大活劇が始まる。
コールの一人称の語りはなくなり、かといってパイクも三人称で物語は進む。
もっともパイクが一人称じゃ、心の声で「寡黙」なイメージが壊れちゃうかも……。
相変わらずの「お仕事小説」で、読者は“プロ”としての主人公たちの活躍を楽しむことになる。
でも、今回の見どころは、その二人に追い詰められる「悪党」たちの“すったもんだ”が楽しい。
悪いやつらがスーパーヒーローに追い詰められる様子は、ミステリーとは違った楽しさがある。
「ドロンジョ様」はいとおしい……って、わかるかなぁ~。
とりあえず、現在刊行されている新コール&パイクシリーズ(最初はスコット&マギーだったけど)は、いったんお休み。
また新刊が出たら考えます。 -
完全無欠のタフガイ、一見一匹狼風のジョー・パイクが実は頼れる仲間とのチームプレーでたまたま出くわした誘拐事件を解決する話。
何でこの娘狙われてるの?が段々見えてきますが、追われている方には最後の最後までなんのこっちゃ状態。えっと、で、結局そのお金このままもらっちゃうのかしら?
何度もさらわれて、犯人とは言え目の前で何人も銃弾受けてお亡くなりになっているのに割と平気なイザベルは只者ではない。 -
最近は傑作揃いのロバート・クレイス、本作は寡黙で強い正義の味方パイクが主人公。それだけだと遊びがないので、探偵エルビス・コールが軽さを加えでバランス取っている。本当に上手だな。
エルビス・コールシリーズは未訳も多数あるようなので進めてもらいたいな。ちなみに第一作は1989年だってよ。たぶんリアルタイムで読んだんだろうな。はるか昔だ…。4.2 -
CL 2021.3.31-2021.4.4
エルヴィス•コールとジョー•パイクはやっぱりいい。もう彼らに会えないかと思ったこともあったから、ほんとに高橋恭美子さん感謝します。 -
顔見知りの銀行員イザベルが銀行から出て来たばかりの所を二人の男に襲われた。助けたのは私立探偵ジョー・パイク。逮捕された男は保釈され、すぐに殺された。そしてイザベル行方不明。彼女はなぜ狙われるのか?
初めて読むコール&パイクシリーズ、面白かった。
アクションが長すぎず、謎解きとの配合が絶妙にほどよい。過去の作品をぜひ読みたい! -
面白い探偵小説はいい相棒が不可欠。
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満足。エルヴィス・コールとジョー・パイクの二人が出てくるだけで、それでいいとさえ思ってしまうのです。今回はちょっと淡々としてました? #LA