007/薔薇と拳銃 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M フ 10-5)

  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488138073

感想・レビュー・書評

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  • 「ナッソーの夜Quantum of Solace」は平安時代の説話文学みたいで面白かった。いずれも映画化より前の時代設定で、フーヴァー、ダレス、バチスタといった人物が出てくるし第二次大戦の話も多い。

  • イギリスの作家「イアン・フレミング」の冒険スパイ小説集『007/薔薇と拳銃(原題:For Your Eyes Only)』を読みました。

    「イアン・フレミング」作品は昨年の4月に読んだ『007/カジノ・ロワイヤル』依頼ですね、、、

    「ディック・フランシス」、「コリン・デクスター」、「ボブ・ラングレー」、「ジャック・ヒギンズ」に続き、イギリス作家の作品です。

    -----story-------------
    【007映画最新作『007/クォンタム・オブ・ソラス』原作『ナッソーの夜』収録】

    英国秘密情報部の腕利きエージェント、「007」こと「ジェームズ・ボンド」。
    祖国の平和と安寧のため、世界を股にかけ危険な任務を遂行する。
    パリ郊外の静かな森に隠れ潜むソ連の情報機関を破壊する『薔薇と拳銃』、ジャマイカで荘園主夫妻を殺害した、凶悪なナチの残党の男を暗殺する『読後焼却すべし』、ローマからベニスに通じる麻薬密輸ルートを追跡する『危険』、セーシェル諸島のサンゴ礁を舞台に、アメリカ人の富豪の死を描いた『珍魚ヒルデブランド』、植民地総督が「ボンド」に語る、一組のカップルの数奇な運命『ナッソーの夜』の全5編を収録。
    解説=「石上三登志」
    -----------------------

    1960年(昭和35年)発表の冒険スパイ小説「007」シリーズの第1短編集で、以下の5篇が収録されています、、、

    ちなみに、本作品は1964年(昭39年)に翻訳された際のタイトルは『007号の冒険―秘密情報部007号』だったそうです。

     ■薇と拳銃(原題:From a View To A KIll)
     ■読後焼却すべし(原題:For Your Eyes Only)
     ■危険(原題:Risico)
     ■珍魚ヒルデブランド(原題:The Hildebrand Rarity)
     ■ナッソーの夜(原題:Quantum of Solace)
     ■解説 マゾヒストに愛をこめて―私のフレミング伝 石上三登志

    フランス、サンジェルマンの森を舞台に、「ボンド」が殺し屋(ソ連の情報機関)とバイクで対決する『薔薇と拳銃』、

    ジャマイカで荘園主で「M」の知人でもあった「ハヴロック夫妻」が殺害される… カナダの森を舞台に、凶悪なナチの残党「ハマーシュタイン」等を「ボンド」が暗殺する『読後焼却すべし』、

    「クリスタトス」と「コロンボ」という対立する密輸業者が絡むローマからベニスに通じる麻薬密輸ルート… ヴェネチアなどイタリア沿岸部を舞台に「ボンド」が密輸ルートを追跡する『危険』、

    セーシェル諸島で休暇を過ごしていた「ボンド」は、鼻持ちならないアメリカの富豪「ミルトン・クレスト」の豪華ヨットで珍魚ヒルデブランドの捕獲に向かう… 無事にヒルデブランドを捕獲した帰りの航路で「クレスト」が死体となって発見されるというミステリ調の『珍魚ヒルデブランド』、

    バハマの首都ナッソーでの調査を終えた「ボンド」がマイアミへ発つ前の前日に出席したディナー・パーティー… そこに同席した植民地総督が、ある一組のカップルの数奇な運命について語るヒューマンドラマっぽい『ナッソーの夜』、

    という5篇でしたが、イチバン面白くて、印象に残ったのは『読後焼却すべし』でしたね… 『007 ユア・アイズ・オンリー』のタイトルで映画化された作品の原作で、「ボンド」が、復讐を果たすために弓を武器に「ハマーシュタイン」等に近付いていた「ハヴロック夫妻」の娘「ジュディ・ハヴロック」と協力して暗殺を果たす展開が「007」シリーズらしくて良かったですね。

  • 記録。

  • 薔薇と拳銃
    イアン・フレミング[著] 井上一夫[訳]
    創元推理文庫
    ISBN978-4-488-13807-3
    http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488138073

    クォンタム・オブ・ソラス 原作「ナッソーの夜」収録

  • 007を父が借りてきたレンタルビデオ(懐かしい)で見てから四半世紀強、初めて原作の小説を読んだ。
    まずは短編から。

    面白かった〜。
    特に最後の『ナッソーの夜』は、ボンドは話を聞くだけだったけれど、イアン・フレミングが人間の行動に深く関心を持っていたことがわかる良質な作品だった。

  • 007、ジェームズ・ボンドの普段のお仕事が短編として取り上げられ、手軽に楽しむことができます。短編といえども、その展開には凝った仕掛けのものもあります。私としては、それぞれのお話の締め方がお気に入りです。若干、アクションが読んでいてわかり辛いのだけが難点でしょう。

  • 本屋で見て衝動買い。創元社は訳が良いと聞いて買ってみました。大人で抑制が利いてるところがイギリスぽくていいです。映画とはまた違った趣。

  • 1タイトル目の「薔薇と拳銃」のみ読了。
    これは映画化されていない、短編です。
    短いなりに、ボンドの世界観が出ていて素敵でした。
    情景描写の書き込みなどが素晴らしいのですよ。

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