- Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488140243
感想・レビュー・書評
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この間の「シンデレラの罠」の読書感想文を載せた時に、
ブロ友さん(照)にお勧めいただき、
読んでみました。
アルレーと言えば、「わらの女」
読み終わった後、がっくりしてげっそり、
三日くらいは元気が無くなってしまった私。
今でも、夕暮れの中の帰り道、
ふと、主人公ヒルデガルデさんに思いを馳せるくらい、
心に引っ掛かってる!
今回のお話は、
子供を連れてしばらく里帰りしていたエリアーヌは
帰ってきた空港で夫が突然亡くなり、
病院の手違いですでに火葬されてしまったと言う
驚くべき知らせを聞く。
同じように不審を感じた友達が調査に協力してくれるが…
私が読んできたこう言った感じの作品の
今までの傾向として、
超常現象・お化けパターン、
個人的な恨みパターン、
組織の犯罪に巻き込まれるパターン、
の三大パターンが主だったから、
今回の種明かしには驚いた。
(最後の方までもまだ信じられず、
「そうは言っても実は違うのでは?」
と疑い続けて読んでしまった)
でも「こういう事があったら怖い」から
「こういう事がありそうで怖い」となってしまっている
ここのところのご時世が恐ろしい。
最初に出てきた女の人が後半全然出て来なくなったり、
(元気でやってんのかな)
「こんな時、こんな行動するかな?(警察はどうした)」と思ったり、
最後ちょいとハッピーエンド風?でも他のみんなは…と
そこら辺は多少、腑に落ちない。
でも「わらの女」は自分が調子に乗らなければ防げる話だけど、
こちらは防ぎようがない、と言うのがとても怖い!詳細をみるコメント0件をすべて表示