パンプルムース氏とホテルの秘密 (創元推理文庫 M ホ 5-8)

  • 東京創元社
3.38
  • (2)
  • (2)
  • (8)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 38
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488215095

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • マイケル・ボンドによるコミカル・ミステリーのパンプルムース氏&愛犬ポムフリットシリーズ。
    すごいですね、可笑しく、ふざけているうちに、このシリーズも7作目ですよ。
    グルメ調査員である元パリ警視庁刑事のパンプルムース氏、またまた編集長から密かでやっかいな任務をおおせつかるはめになった。調査員志望のイギリス娘の研修を担当し、落第させろというが、その相手とは何と編集長の家の元料理人で魅惑のエルシー。しかも、なぜか彼女が選んだホテルは名もなくさえない所で、オーナー・シェフは行方不明、料理どころではなく、謎めいて、更に砂丘で怪しい展開が…。
    愛犬ポムフリットがとんでもないものを見つけたり、パンプルムース氏もまたもとんでもないめにあうはめになって、笑っていいやら、気の毒やら…(笑)で、スラップスティック(いわゆるドタバタ)度が高くなっています。
    グルメでもあるこのシリーズ、今作のお料理のハイライトが、何とラストの一件落着後の自宅で、クスクス(愛妻ドゥーセットの愛称)によって出されたものというのが、またいい味わい。男女の思いの差も笑えます。

著者プロフィール

サイエンスライター。『The Power of Others』で2015年イギリス心理学会賞を受賞している。

「2022年 『失われゆく我々の内なる地図』 で使われていた紹介文から引用しています。」

マイケル・ボンドの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×