猫が死体を連れてきた (創元推理文庫 246-6)

  • 東京創元社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488246068

感想・レビュー・書評

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  • シャンディ教授シリーズ第四弾。

    学長がサイロの建築に関してちょっとばかり苦境に立たされるが、最終的には相変わらず大暴れ。
    今回は町の警察署長と二人三脚で聞き込みにまわることになったシャンディ教授、
    化学の教授に鑑識を頼んだりと、
    学長を機動隊代わりに呼んだりと、
    すっかり警察の顧問役が板についてきた模様。

    今回は恋愛ものがなくて、ちょっと残念。

  • 20120721

  • 大学教授が探偵。最後はそんなんでいいのかなと思う逮捕劇w

  • シャンディ教授シリーズには、よく猫が登場します。この本の事件は、家政婦のミセス・ローマックスの飼い猫が、ある朝人間のかつらをくわえてきたことから始まりました。ある意味、猫が主役の回なのです。またしても学長大活躍ですが、猫のエドモンドと仲良くしているオッターモール署長が印象的だったり。

  • シャンディ教授シリーズ第四弾。

    秋のバラクラヴァ。
    ローマックス夫人の飼い猫ネドモンドが
    アングレ教授のかつらをくわえて戻ってきた。
    慌てたローマックス夫人だが、
    当人は既に博物館の裏で冷たくなっていた・・・


    第三弾をすっ飛ばして読みました。
    たぶん表紙の絵だけで読む順番を決めている模様。
    ミステリーと肩肘張らず
    コミカルで楽しく読める一冊です。

  • 基本おもしろいんだけれど、今回は、政治がらみの陰謀で、ちょっと登場人物もごちゃごちゃしたかも(わたしにとっては)。もっとのほほーーーんとした雰囲気がほしいような。とはいえ基本のほほんで、農業大学が舞台だけに農業の問題もうかがえるのが興味深い。スヴェンソン学長のことがなんだかどんどん好きになる・・・・・・。ものすごく仲がいいようにも見えないのに、シャンディ教授がスヴェンソン学長を大切に思っているのがわかって、いいなあと。そう、このシリーズの登場人物たちって、淡々とクールなように見えて、かたい絆があるような、そこがすてき。

  • マクラウドのシャンディ教授シリーズ第4弾。
    何せ、古本で手に入った順なので、3作目を飛ばしてこちら(別に順番はいいんですけどね)。
    秋のある朝、ミセス・ローマックスの所の猫エドモンドがくわえてきたのは、下宿人の老教授のかつら、何と当の教授は博物館の裏で死体となっていた…。
    事故扱いで処理されるところだったが、不審に思ったローマックス夫人が、今や探偵としての信頼も厚い?シャンディ教授に相談したことから、事件として捜査、思いもかけない大掛かりな様相を呈す。
    それにしても、このバラクラバァという(架空ではあるが)このシリーズではすっかり御馴染みとなった土地と関係者の個性描写が巧みで面白く、そのユーモラスなやりとりがまた可笑しく、とても愉しめる。
    実は、電車で途中、ちょっと足止めをくらったのだが(座って)これを読んでいたので苦になりませんでした(笑)
    しかし何で、ユーモア・ミステリの傑作シリーズが絶版なのだ?古本探しもまた面白いか…!?

  • シャンディ教授シリーズ4

  • シリーズ4作めに突入し、バラクラヴァのファイロ・ヴァンスとの評判をとっているシャンディ教授のもとに、ある晩秋の朝、ミセス・ローマックスから彼女の家の下宿人であり、バラクラヴァ農大の名誉教授のアングレー老人の不可解な死の謎を解いて欲しいと電話がかかってきます。ミセス・ローマックスはこのシリーズではすでにおなじみの人物で、大学の教職員たちの半数近くの家のそうじをひきうけているというパワフルな女性。彼女の飼い猫エドモンドがアングレー老教授のかつらとともにくわえてきた事件に潜む大掛かりな陰謀をシャンディ教授が解き明かしていきます。

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