消えた鱈 (創元推理文庫 M マ 4-10)

  • 東京創元社
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本棚登録 : 58
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488246105

感想・レビュー・書評

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  • ◆◆ ベッドでミステリー ◆◆ 第四十三回

    ・・・ 第四十三回 「消えた鱈」 ・・・

    シャンディ教授シリーズでお馴染みのシャーロット・マクラウドの、もうひとつのシリーズ、セーラ・ケリングもののクリスマス本です。
    なにせボストンのセレブの話なんで(セーラ自身は超貧乏ですが)金持ちが一杯出てくる派手な話が多く、このクリスマスパーティーにも招待主が所有している本物の汽車が出てきます。
    みんなそれに乗って着くまでプチパーティってわけ。
    この話の主役はセーラの夫のマックスで、マックスが殺人事件に巻き込まれ、へとへとになっているあいだに、セーラもポットカバーに隠された政府の図面?!事件に捲き込まれています(こっちは短編で「お楽しみがいっぱい」に入ってる)。
    どちらもクリスマス色満載の楽しめるコメディミステリーです。

    2018年12月11日

  • 5
    セーラの叔父のジェムが巻き込まれ、入院まで!そんな事件にマックスが巻き込まれる。
    セーラの出番が少なくて残念。
    でも、相変わらず個性的すぎ!な登場人物たちに振り回されるマックスが楽しい。
    「クリスマス・キャロル」は大好きでクリスマスには欠かせないんだけど、この会合はいったい。。。お金持ちの叔父さんたちって理解不能。。。
    でも、他からみるとぎょっとするようなことをモノスゴク大事にしているということがちょっと素敵にも思う。大事にしすぎて今度の事件は起きちゃったわけだけど。

  • マクラウドのセーラ・ケリングシリーズ第5弾。ついにセーラと結婚したマックスが活躍する一作。
    “浮かれ鱈の会”とか言う風変わりな会員制クラブの由緒正しい頭となったジェム伯父であったが、そのどんちゃん騒ぎの席上、大事な飾りの“鱈”が消えてしまったことから、真相究明を依頼。その後、伯父はケガをし、代わりにマックスが出向いたクリスマス・パーティでさらなる事件が…。
    今回、セーラは裏方で、探偵マックスが主役であちこち聞きまわり、探るのだが、趣きこそ違えど、どこかマクラウドのもう一つのシリーズ、シャンディ教授ものを途中で思い出してしまった。男性主役のせいかな…。
    事件の舞台となる、ジェム伯父が属する変てこな会は、ディケンズの「クリスマス・キャロル」と主人公スクルージをもじっていて、まさに、その科白「ふん、ばからしい」でもあるのだが、長年の恨みにしろ深刻になりすぎると悲劇になり、やはり笑いとばせる度量は大事ですね。
    軽くたのしめるシリーズ、あれば次も読みたくなる(笑)

  • セーラシリーズ5

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