お楽しみが一杯 (創元推理文庫 M マ 4-15)

著者 : シャーロット・マクラウド 高田恵子 浅羽莢子

• 東京創元社 (1993年8月1日発売)

作品紹介・あらすじ

心優しい筆致がうれしいミステリ界の人気者シャーロット・マクラウド、本書はそんな彼女が人生の哀歓をさりげなく謳った、軽妙多彩な短編集。セーラさえ知らないマックスの本業の実態とは…?爆笑編「帰り途」、マッドな科学者によるタイムマシン発明譚「時間誘拐」、哀しくも美しい不義の恋を描く「パタレイ夫人の恋人」など、いつでもどこでも楽しめる物語の玉手箱をどうぞ。

感想・レビュー・書評

[赤木かん子【公式】さんの感想 · 2017年12月26日]

◆　お風呂でミステリ　◆　第二十九回

・・・　第二十九回　「お楽しみが一杯!」　・・・


これは、シャーロット・マクラウドが全部書いてる短編集なのですが、このなかにはいっている‘にぎやかな眠り’が、あのコージーミステリーの名作、長編「にぎやかな眠り」のもとになった話なのだそうです。
ここではヴァラクラヴァ大学ではなく、ビーミス大学になっているし、家政婦のミセス・ローマックスは登場するものの、あの素晴らしい学長は影も形もありません。

もうひとつのシリーズ、セーラ・ケリングの夫、マックス・ビターソーンの短編もあるし、マクラウドファンにはおすすめです。


2017年12月26日

[文庫“青い猫”さんの感想 · 2011年11月26日]

特にマクラウドファンには、まさにお楽しみバックということになるのだろう。さすがに、短編も印象深いものが多く、それぞれの話にまつわる作者の短いコメントがついているのも興味が惹かれるところでしょうから。

[kaykayさんの感想 · 2007年9月6日]

シャンディ教授、セーラじゃなくて相棒のマックス大活躍を初め短編盛りだくさんで、「お楽しみが一杯!」＝題名そのままの読後感で満腹（●´ー｀●）

[meggyさんの感想 · 2006年4月11日]

シャーロット・マクラウド (Charlotte MacLeod)の短編集。買ったのは10年くらい前。ふとした瞬間に、話の一部が思い浮かんで読み返したくなる。

特に気に入っている話は、「パタレイ夫人の恋人」「マイルズ・ピーボディの凶悪な求婚」「父はなんでも知っている」