本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488247010
感想・レビュー・書評
-
差別的な社会観は時代を考えると仕方がないのかもしれない。本作は女性と家族の揺れる心理を細かく描いて不安感を募らせる。どうしようもない駄目人間のスタンが緩い展開の場面にスパイス的な役割をしている。30年前の再読。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
魅力的な設定だが、少し長いのと、終盤あまりもりあがらなかったかな。最後の一行で、へー、と。
-
テーマは魅力的なのだが、全体的に冗長な印象。登場人物の心情を掘り下げて描いている為に長いのかといえば、意外にそうでもない。どうにも無駄なやり取りが多い気がして集中できず、読むのに時間がかかった。
メインの謎よりも傍流(?)の嘘がより残酷に感じられる。
ただ、各章の冒頭にある文章が最後に収斂される様は秀逸。