- Amazon.co.jp ・本 (423ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488261054
感想・レビュー・書評
-
“チャーリーとその仲間たち”が、みんな活き活きとしてていいねぇ。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
超セレブのチャーリーと新婚の夫ジャックシリーズ2作目。
今回はチャーリーのホームグラウンドの演劇界を離れ、むしろジャックのホームグラウンド(?)、IT業界での事件。ジャックの取引先の会社の重役クララが事故死した。クララの婚約者で、その会社の創業社長でもあるモーガンに頼まれジャックは調査を行うこととした。チャーリーの親友ブレンダがクララの知人でもあったことから、チャーリーたちは捜査に首を突っ込み、挙げ句の果てにその会社に潜入捜査をすることとなった。
話はテンポ良く進み、飽きさせないよう所々で事件が散発する。登場人物のキャラクターが前作以上に際立っており、特にボディガードのフランクが秀逸。その分ハリーのキャラが弱まったような気がする。
謎解きとしては可もなく、不可もなく。
「チャーリーと愉快な仲間たち」として読む分には十分に楽しめる。 -
まだまだ新婚さんのヒロイン。
ホテル暮らしを脱して、素敵な家を買ったはいいが、インテリアに迷いすぎて、ベッド以外は何も家具がないという。
お金持ちでセレブなヒロインが、いやみなく華やか。
輪をかけて大金持ちの伯父。
軍の気象予報士だったといっているが、実は工作員だったらしいハンサムな夫。
身近で起きた事件を探るため、親友や数人でチームを作り、ずぶの素人が何と会社に潜入!
ハリウッド的な設定を楽しめます。 -
20110412
-
話に深みが感じられなくて面白くなかった。。前作は面白かったのに。なんか人物設定が安易じゃない?
-
資産家で大金持ちの「セレブ探偵」のミステリシリーズ第二弾。 なんだかものすごーくおもしろかった。 一作目よりおもしろかった気がする。一作目は、ちょっとうさんくさいというか、登場人物たちを信用できなくておそるおそる読んでいたような感じで。二作目は、個性的な登場人物たちにも慣れて悪い人じゃないってことがわかって安心して読めたような。 主人公も、その友人たちも、ニューヨークの大人のキャリアウーマン、という感じで、大人っぽいしゃれた雰囲気がすごく好き。会話は軽妙。セレブだけれども、たとえば、主人公チャーリーが新婚の新居になかなか家具を入れようとしないのを、友人たちが、結婚して家を構える覚悟ができていないのでは、なんて分析したり。やっぱりなんだかセックス・アンド・ザ・シティを思い出す。楽しくてちょっと深くてとにかくおしゃれ。こういうミステリ、今はほかにないのでは。 三作目はまだ書かれていないらしいのが心配。続きが読みたいー。
-
新婚のセレブ探偵ふたたび。奥様は劇団を主宰する大金持ちで、無鉄砲なじゃじゃ馬美人。旦那様は謎多き過去を持つ、ちょっと危険で魅力的な人物。スピード婚だったこの夫婦、お熱いけど、まだまだおままごとみたいで、可愛いです(特に妻のチャーリーが。新居の家具をいつまでも買えずにうろうろしてたりするの。生活感のないお嬢様なのだけれど、夫のジャックが優しく見守ってくれるのが羨ましい)
二人の仲間は有能だけど個性的すぎる面々。今回は若い女性重役の疑惑の事故死の真相を探るために、チャーリーと友人たちはIT企業に潜入捜査をするのでした。(オフィスの仕事のことなど何一つ知らないのに、コンサルタントに変装する無謀さ!) -
殺人事件の捜査のためにIT企業に潜り込んだチャーリーと友人たちの活躍。
前回活躍したメンバー勢揃いで今回も話が進んでいく。
それぞれが自分の能力を発揮して捜査を進めるあたりは楽しい。会話も軽妙。出てくる料理も美味しそう。
しかし、1作目ほどの破壊力がないのは舞台が会社内と限定されている上、操作法が聞き込み中心だからなのか…。
ミステリ部分は作者の本業が舞台だけあって、ひとひねりされている感じ。
本国でも次作がまだ出ていないらしいのだけど、ステキなキャラクターたちが思い切り活躍できるような舞台での作品を待っている。