- Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488276072
感想・レビュー・書評
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犯人ばらしが若干ドタバタ。初期作品だから仕方がないか。
オリヴァーすきありすぎ。それも魅力?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
乗馬がうまくそれを鼻に掛け、美しく、妻のある男を寝取るような嫌な女。
誰もが彼女を嫌う。
そんな彼女が死体で発見された。一見自殺のように見えたが、タイトルの通り自殺ではない証拠が出てくる。嫌な女だけあり、動機のある男も女もわんさか出てくる。にぎやかで面白い。
オリヴァー&ピアシリーズの第一作だけあり、2人の関係がむちゃくちゃ他人行儀で面白い。
しかし……この本では解き明かされない謎がある。
本当の彼女はどんな人だったのだろう。悪女ではあるものの、魅力もあったはずだ。けれど、あまり魅力的なところがよく見えない。そこが少し残念である。 -
シリーズ一作目。事件は乗馬クラブにて起こるが、皆悪者ばっか。金大好き、そのためには人の命はモラルなんて頭にかすりもしない。かつての昭和の時代劇、水戸黄門、遠山の金さん、大岡越前みたく、正義のない悪事に対し、警部二人が事件を明るみにしてゆくが、このシリーズの主役二人組の男女の上司部下の信頼関係、人間味、弱味などが嫌みなく、読む側に無理なく親近感を与え、ほんとね、どこにも悪口書くような否定的な要素がないよ。多分酒寄さん訳がより素晴らしい読み物な昇華させてる。自分の褒めすぎレビューが気持ち悪い。
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ピア&オリヴァーものの第一作。評価が定まっている近作が先に訳出されたため後回しになっていたものということだが、どっこい初作とは思えない力の入った好作で全然見劣りしない。二人の息の合った活躍の魅力は十分表れている。それ以外の捜査チームの面々がまだ書き込まれていないのはいたしかたないところ。事件に関しては怪しげな関係者が錯綜して整理されていないというか盛り込みすぎではあるが、これはその後の作にもいえることなので初作ならではの瑕疵というわけではない。最後まで真犯人が二転三転するしミステリとしては上出来。これを最初に読んでもぜひ次を読みたいという気になるだろう。
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相変わらず、人物が多くてごちゃごちゃになるけど、それを乗り越えてでも読みたい面白さ
オリヴァー警部が昔の恋心にふらつく まぁ、ふらつくぐらいなら許そう
ピアが別居中の旦那ヘニング法医学者のことをディスる 荷物の少ない居住空間、無機質で機能的なキッチンのどこが悪いんだ⁉ ピア、あんたにはヘニングにはもったいない 馬糞の山がお似合いよw
出版順なんてもう気にしません 日頃アメリカAmazonを覗いては、ため息&ガックシの私には、翻訳してくださるだけで感謝です アリガタヤ〜 -
白雪姫ではチームはがたがたオリヴァーはボロボロ捜査はグダグダだったが、最初の作品のこちらではまだしゃんとしている(笑)
最後の方まで犯人がわからず、まあ面白かったと思う。 -
ドイツ、2005年8月。警察署に復帰した刑事ピアを、飛び降り自殺に偽装された女性の死体が待ち受けていた。実際は動物の安楽死に使用される薬物による毒殺で、夫の獣医や彼の働く馬専門動物病院の共同経営者たちが疑われる。だが刑事オリヴァーが指揮を執る捜査班が探るうち、隠された数々の事件が繋がりはじめ…。“ドイツミステリの女王”の人気に火をつけたシリーズ第一弾。
怪しい関係者総出演で、ちょっと混乱気味。 -
登場して日が浅い文庫なので仔細は敢えて綴らないが…「殺害の動機」に繋がりそうな話しが次から次へ出て来る人物が殺害されてしまい、様々な話しの中から事の真相を探ろうとする物語で、実に面白い!!
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待ってたよー。新作。ドイツのミステリー、オリヴァーとピアのシリーズ。邦訳では順番が前後して、本作がシリーズ第一作。ピアは職場復帰して、オリヴァーとは初対面。でも二人とも仕事ができるから、さくさくと調査を進めていく。最後までオチがわからないのでどきどきして読むのはもちろん、あまりなじみのない馬のことまでも楽しく読んだ。読み終わったあとに、表紙の馬の絵も、この作品にぴったりだとしみじみ感じる。