書店猫ハムレットの跳躍 (創元推理文庫)

  • 東京創元社
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本棚登録 : 362
感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488286026

作品紹介・あらすじ

ニューヨーク、ブルックリンの書店を大叔母から相続した、三十代半ばのダーラ。堂々と書棚を徘徊し、緑色の目で冷たく客を睥睨する黒猫ハムレットが店のマスコットだ。ある日、ダーラは近所の工事現場で常連客の死体を発見してしまう。その脇には動物の足跡が。最近、夜に外を出歩いているらしいハムレットのものなのか? 名探偵猫ハムレット登場の、コージー・ミステリ第一弾。訳者あとがき=越智睦

感想・レビュー・書評

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  • ハムレット(ΦωΦ)可愛い♡
    なかなか事件が起こらない(笑)

    コージーミステリ
    知的でユーモラスな主人公が、日常的な生活で遭遇した事件の謎を解くストーリーを軽妙なタッチで描く探偵小説で、主人公の多くは刑事やプロの探偵ではない一般人である。非情で暴力的な主人公が登場するハードボイルド小説と対照をなす推理小説と位置づけられる。コージーcozyは英語で「くつろいだ」や「心地よい」などを意味する。

  • コージー・ミステリ。また手にとってしまった、何故なら猫が出てくるから…

    ミステリとしては?なのだが、嫌いになれないこの感じ。時々読みたくなるこの軽さ。
    ジャンルとして確立しているというのは、こういうことなのだなぁと思う。

  • 何故海外の現代ものの書店員さんはみんなこういう…こういうノリなんだろうか…

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/724698

  • 書店が舞台で猫が出てくるミステリ、という設定にホイホイされて手に取りました。
    日本語版では、シリーズ第ー弾となります(※)

    大叔母から書店(黒猫込みで)を相続したダーラは、店主業務に奮闘する日々。
    そして、この書店で一番偉いのは、どう見ても黒猫・ハムレット。従業員を雇う決定権もハムレットにあります。
    そんなダーラの書店の常連客が、死体で見つかり、その発見者となったダーラは事件に首を突っ込んでいきます・・。
    ミステリ部分は緩いです。“怪しい”と思った人物が、そのまま犯人でしたし、“猫が落とした本で謎とき”とか、まあまあ強引です。
    ですが、登場人物たちのやりとりが、アメリカのドラマを見ている感じで楽しいです。
    主人公ダーラのキャラはイマイチなのですが、ダーラの友人で元警察のジェイク、ハムレットに気に入られ書店で働く事になった若者・ロバート等周りのキャラがええ感じです。そしてやっぱり、ツンデレ猫のハムレットが美味しいところをもっていくのがいいですね。
    ※本書は、日本語版では第一弾ですが、原書では第二弾にあたる話で、訳者の方は“この本からでも支障はない”と書かれていたものの、やはり、前作を読んでいた方が楽しめたのに・・と思わせる箇所がいくつかありました。前作でもハムレットは事件“解決に貢献”したような感じですし、リースがダーラを「レッド」と呼ぶわけとかも多分“正式な第一作”に書かれているのではないかなぁ・・と思うにつけ、“順番通りに訳してよねー”と、結構“読む順番にはこだわる読者”の私としては、そこが不満でした(なので星2つ←厳しいかな。。)。訳者の方は“本作が最もハムレットの魅力を皆さまにお伝えできると判断してのこと”と書いておられますが、私は“大人の事情では?”とにらんでいます。

  • 猫が出てくるので。

    ニューヨーク、ブルックリンの書店を大叔母から相続したダーラ。
    相続したのは書店だけでなく、スタッフも含まれていた。
    元教授の店長ジェイムズと、喧嘩っ早い黒猫ハムレット。
    お客のひとりで「いい感じ」になっている建築業者と、
    改装中の建物に行くと彼の同僚の死体を発見してしまい…。

    店の地下に住むのが元警官の探偵で、
    元同僚の刑事が出入りするという設定が無理がなくて良いし、
    ハムレットが気に入らない従業員候補を追っ払うところとか、
    でも新しい従業員ロバートと仲良くなるところとか、
    そのロバートの住まいを見つける話は微笑ましくて良い。

    そして、
    ニューヨークの裏庭のついたブラウンストーンの建物で、
    経営しているのは書店、
    お店の上に住んでいるとは本当にうらやましい。

  • 猫が事件を解決にみちびくミステリー。軽妙な会話、お洒落なNYの雰囲気、それぞれ癖のあるキャラクターなど、コージーミステリのお手本のような本。殺人は起こるが凄惨ではなく、結末もやっぱりねと思うものではあったが、猫がしめす手がかりからの謎解きは気が利いていて面白かった。文体も読みやすく、さらさらと気軽に読める。

  • シリーズ初読み。ドラマ化するような軽快なタッチ。
    読みごたえはイマイチかな。

  •  猫が出てくるミステリ。「中西部の田舎者らしい容姿端麗さ」「赤毛特有のかんしゃく玉を破裂させた」とか、言い回しが何だかおもしろい。

  • 肩の力を抜いて楽しめる。

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