双頭の悪魔 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M あ 2-3)

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 4638
感想 : 388
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  • Amazon.co.jp ・本 (698ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488414030

感想・レビュー・書評

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  • 初有栖川有栖さん。

    この本がシリーズものだということを知らなくて、最初は登場人物や背景があまり分からなかったんですけれど、すごくキャラ立ちしていて早速愛着がわきました。
    有栖さんご本人が出てくるの斬新!びっくりしました。

    700ページ弱の長編!
    なかなか事件が起きず、間延びしている印象がありました。
    事件起きたあとはスラスラ読み進められたんですけど、そこまでがすごく長く感じて退屈だった...

    とにかく文章表現が素敵だなと思いました。
    文めちゃくちゃ好きです!!綺麗!!!

    ミステリとしてはかなり難易度の高いものだったと思います。
    読者への挑戦が2回も出てきてテンション上がりました。
    え!ここまでで解けちゃうの!?全然わからん!!!の連続でした(笑)
    犯人と見当すら付かなくて、真相には到底辿り着けず。。。
    今まで読んだ読者挑戦系で1番難しかったです。実力不足だ...完敗

    正直、動機としては薄い気がしますし、都合よく事が進みすぎ感はありました。
    まあトリック重視でしょうから仕方の無い部分があると思いますが。
    考えるのとても楽しかったです!有栖さん小説のトリックをいつか自分で当てたいな!!!

  • 寺尾文庫。
    有栖川有栖って人気作家だけど わたしはもういいかな。すごく面白くないってわけじゃないけど 惹かれません。

  • 外部の人がアクセスできない孤島系で、仲間内の誰が犯人かを推理するフーダニット。
    参加者は全員アーティストという特殊な設定です。大学の推理小説研究会のメンバー達がメインの登場人物になるというのも、孤島(ではないが、雨で橋が流される)というのも、先に読んだ綾辻氏の「十角館の殺人」に似ています。
    感想を一言で言うと、「冗長で退屈」でした。事件が起こるのが本の始めから3分の1程度と遅くて、また、登場人物がたくさんいるため仕方ないのですが、一人一人の描写があり、読者がそれを把握していかないといけないプロセスがちょっと面倒です。
    いくつか根本的な疑問がありました。「何でマリアはすんなりとアーティストの共同生活に受け入れられたか」「どうして誰も橋を架けようとしなかったのか」など。
    判断に必要な情報を読み終えた後、読者は3度挑戦されます。ところがですね、ヒントの出し方が、どうでしょうか?あの情報だけで解けなくはないですが、ハラハラではないですし、目から鱗ではないですね。誰が犯人でもビックリ!とはならないです。ヒントを出して読者に考えさせるという作品では、東野氏の「どちらかが彼女を殺した」の方が数段テクニック的には上です。また、十角館の方が、犯人が分かったときの衝撃がすごいです。ただ、最後の謎解きで、想定していた人と外れたという読者は私以外にもたくさんいるのではないでしょうか。
    同じ新本格派なら、先に読んだ法月氏の方が私は好みでした。

  • 長すぎて中だるみしてしまった

  • 読んで損はしません。

  • 大学生アリスと江神先輩3部作の3作目。山中の閉ざされた芸術家村を訪れたいつものメンバー。陸の孤島がさらに2分割され、それぞれで殺人が起こる。アリスの熱烈ファンの推薦で読み始め、3部作というから最後まで読んでみたと言う感じだが、1作目からなんとなく肌に合わない感じ。学生達が無性に青臭いし、繰り返される仮説もあまり共感できない。トリックが解明されてもすっきり感が少ない。嫌いじゃないけど、そこまで面白いかな?といういのが正直な感想。

  • 読んでるうちにあれ?ってなりました。
    この話しってるぞ、って。なんでだろ?と考えてるうちに思いだしたんですけど、ドラマでみたことがあった。あんまり有栖川さんに詳しくないころだったので、「あー、アリスだ!江神さんだ!」なんて楽しみかたしてませんでしたし。
    なんか知ってるなあ・・っとダラダラ読んでしまい、いまいち感想がありませんです。また失敗

著者プロフィール

1959年大阪生まれ。同志社大学法学部卒業。89年「月光ゲーム」でデビュー。「マレー鉄道の謎」で日本推理作家協会賞を受賞。「本格ミステリ作家クラブ」初代会長。著書に「暗い宿」「ジュリエットの悲鳴」「朱色の研究」「絶叫城殺人事件」など多数。

「2023年 『濱地健三郎の幽たる事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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