ぼくのミステリな日常 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M わ 1-1)

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  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488417017

感想・レビュー・書評

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  • かなり凝った構成になっています。社内報の読み切り連載短編小説の体をとりながら、本当は隠された別の意図が。その意図を編集長でもある作者若竹が気づき、匿名作家に迫るが…最後まで気の抜けない小説です。

  • う〜ん、最初は面白そうに思ったんですが、なんかはまらなかった。残念!

  • 連作短編集って決して嫌いではない。むしろ好き。でも、連作トリックに嵌まるか嵌まらないかで好き嫌いが変わってくる。この作品は残念ながら自分には合わなかった。一つ一つの短編が自分に合わなかったのもあるし、最後の後記に至るまでの短編の数が多すぎ。前半なんてさっぱり覚えていないし、読み返す気力も起こらなかった。倉知淳の「日曜の夜は~」も面白く感じなかった私なので、仕方ないかな。

  • うーん...。途中で飽きてしまった。
    作者がどーだとか、内容がどーだとか言う以前に、なんとなく読むタイミングが合わなかったのかも。

    悪くはないんだけど、特に印象深くもないと言うか、当たり障りないと言うか。普通(^^;

    ***********************************************************
    内容
    月刊社内報の編集長に抜擢され、若竹七海の不完全燃焼ぎみなOL生活はどこへやら。慣れぬカメラ片手に創刊準備も怠りなく。
    そこへ「小説を載せろ」とのお達し。プロを頼む予算とてなく社内調達ままならず、大学時代の先輩に泣きついたところ、匿名作家を紹介されるが……。かくして掲載された12の物語が謎を呼ぶ、贅を凝らしたデビュー作。

  • ミステリーとは言えないかもしれません…ルネッサンスという社報に連載される12本の短編小説とそれにまつわる話。
    一話一話繋がりがないようで、ある真実を示しています。終わりへと向かっていく課程とラストが素晴らしい?しかしデビュー作ということもあって文章はまだまだ。目次まであるのは良い!

  • 建設コンサルタント会社で社内報の編集長に抜擢された、若竹七海。
    その社内報に小説を載せろのお達しが・・・。
    プロに頼む予算も無く、大学時代の先輩に泣きつき匿名作家仲介に相成る。
    月々の物語が誌上に載るようになったのだが・・。
    12本の匿名作家の短編とともに進んで行く連作長編です。
    若竹七海のデビュー作です。ちょっとプロ好みの作品かな?

著者プロフィール

東京都生まれ。立教大学文学部史学科卒。1991年、『ぼくのミステリな日常』でデビュー。2013年、「暗い越流」で第66回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。その他の著書に『心のなかの冷たい何か』『ヴィラ・マグノリアの殺人』『みんなのふこう 葉崎は今夜も眠れない』などがある。コージーミステリーの第一人者として、その作品は高く評価されている。上質な作品を創出する作家だけに、いままで作品は少ないが、受賞以降、もっと執筆を増やすと宣言。若竹作品の魅力にはまった読者の期待に応えられる実力派作家。今後ブレイクを期待出来るミステリ作家のひとり。

「2014年 『製造迷夢 〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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