ぼくのミステリな日常 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M わ 1-1)
- 東京創元社 (1996年12月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488417017
感想・レビュー・書評
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かなり凝った構成になっています。社内報の読み切り連載短編小説の体をとりながら、本当は隠された別の意図が。その意図を編集長でもある作者若竹が気づき、匿名作家に迫るが…最後まで気の抜けない小説です。
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う〜ん、最初は面白そうに思ったんですが、なんかはまらなかった。残念!
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連作短編集って決して嫌いではない。むしろ好き。でも、連作トリックに嵌まるか嵌まらないかで好き嫌いが変わってくる。この作品は残念ながら自分には合わなかった。一つ一つの短編が自分に合わなかったのもあるし、最後の後記に至るまでの短編の数が多すぎ。前半なんてさっぱり覚えていないし、読み返す気力も起こらなかった。倉知淳の「日曜の夜は~」も面白く感じなかった私なので、仕方ないかな。
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うーん...。途中で飽きてしまった。
作者がどーだとか、内容がどーだとか言う以前に、なんとなく読むタイミングが合わなかったのかも。
悪くはないんだけど、特に印象深くもないと言うか、当たり障りないと言うか。普通(^^;
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内容
月刊社内報の編集長に抜擢され、若竹七海の不完全燃焼ぎみなOL生活はどこへやら。慣れぬカメラ片手に創刊準備も怠りなく。
そこへ「小説を載せろ」とのお達し。プロを頼む予算とてなく社内調達ままならず、大学時代の先輩に泣きついたところ、匿名作家を紹介されるが……。かくして掲載された12の物語が謎を呼ぶ、贅を凝らしたデビュー作。 -
ミステリーとは言えないかもしれません…ルネッサンスという社報に連載される12本の短編小説とそれにまつわる話。
一話一話繋がりがないようで、ある真実を示しています。終わりへと向かっていく課程とラストが素晴らしい?しかしデビュー作ということもあって文章はまだまだ。目次まであるのは良い! -
建設コンサルタント会社で社内報の編集長に抜擢された、若竹七海。
その社内報に小説を載せろのお達しが・・・。
プロに頼む予算も無く、大学時代の先輩に泣きつき匿名作家仲介に相成る。
月々の物語が誌上に載るようになったのだが・・。
12本の匿名作家の短編とともに進んで行く連作長編です。
若竹七海のデビュー作です。ちょっとプロ好みの作品かな?